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<難民サミット>援助45億ドル増額表明 米大統領支援訴え

毎日新聞 9月21日(水)11時10分配信

 【ニューヨーク國枝すみれ】オバマ米大統領主催の「難民に関するリーダーズ・サミット」が20日、ニューヨークの国連本部で開かれた。参加した52の国や国際組織は急増する難民の支援のため、援助を45億ドル(約4578億円)増額すると表明した。

 オバマ大統領は、シリアで空爆後に救出され救急車の椅子に座る男児(5)の映像を見たニューヨークの6歳児から「僕たちが彼の家族になってあげます」と書かれた手紙を受け取った経験を紹介し、「我々はこの幼い子供が見せた『人間性』から学ぶべきだ」と述べ、難民支援の拡充を訴えた。

 また、「政治家は権力のはしごを上りつめ、権力を維持し、世論の支持を得ることばかりに時間を費やしている」と指摘。「幼い子を助けようという気持ちだけで十分、支援する理由になるということを忘れがちだ」と述べた。

 米国は、新たに11万人の難民を受け入れ、10億ドルを難民支援に拠出するほか、世界銀行による難民の受け入れ国支援に今後5年で5000万ドル以上を拠出することを発表した。

 第二次世界大戦以降で最大規模となった難民の多くは、シリア、アフガニスタン、ソマリアの3カ国出身で、周辺国のトルコやパキスタンなど10カ国に主に流れ込む。これらの国には貧しい国も多く、難民が教育を受けたり、正規の職業につく機会が妨げられている。

最終更新:9月21日(水)11時19分

毎日新聞