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【神戸新聞杯】切れ味は一級品!笹田厩舎の二の矢エルディスト

スポニチアネックス 9月21日(水)7時1分配信

 秋競馬はひと夏を越しての成長力が鍵を握る。「第64回神戸新聞杯」出走のレッドエルディストは非凡な瞬発力が武器。1週前のCWコースでは僚馬で同レース出走のエアスピネルに先着するなど、ひと夏を越して切れ味に磨きがかかった。このレースは阪神外回り舞台となった07年以降、連対した18頭中14頭が差し・追い込み馬と後方勢優位の傾向にある。決め手勝負になれば一撃を秘める。

 打倒サトノダイヤモンドへ――。笹田厩舎からはエアスピネルと、レッドエルディストの2頭出しで臨む。早くから頭角を現したのは、05年秋華賞を制したエアメサイアを母に持つスピネル。昨年の朝日杯FSで2着、皐月賞・ダービーでも4着と世代一線級を相手に常に上位争いを演じてきた。方やエルディストはじっくりと成長を促したことで、デビューは明け3歳の1月と遅咲き。新馬戦こそ5着に敗れたが使いつつ地力を強化。未勝利→500万と2連勝で飾り、持ち味の瞬発力に磨きがかかった。

 世代で通用する力を示したのが、重賞初挑戦だった2走前の青葉賞。直線外から豪快に追い込み2着。前々で器用に立ち回った勝ち馬のヴァンキッシュランに0秒2差及ばなかったが、上がり3Fは最速。メンバー唯一の33秒台を叩き出した。「まだ幼さが残っているが、しまいの脚はいいものを持っている」。鞍上の四位はレース後に非凡な瞬発力を高く評価した。

 ひと夏を越して体の緩さは徐々に解消。デビュー当初から馬っぷりの良さはあったが、ここに来てより一層、迫力を増したボディーに変貌を遂げた。担当の福田助手は帰厩後の雰囲気に手応えをにじませる。「背丈が伸びて、ひと回り大きくなって戻ってきた。春に比べて体幹がしっかりとして、体を上手に使えるようになってきた。走りに力強さが増して、精神面でも落ち着きが出てきた」

 その言葉通り、CWコースで両馬がマッチアップした1週前追いに成長の跡が感じられた。スピネルの背に武豊、エルディストに四位と、共にジョッキーがまたがり実戦さながらの内容。序盤はエルディストがスピネルを3馬身先行して、道中の折り合いもスムーズ。スピネルが直線で手応え良く並び掛けるも、直線はエルディストが“二段階加速”で突き放し1馬身先着してフィニッシュ。

 「まだ少し重たいと感じていたが、予想外の動きだった。四位さんも好感触をつかんでくれた。距離適性が高く、坂のある阪神も問題ない。うまく決め手が生きる展開になれば」。切れ味は一級品。飛躍の秋に向け、前哨戦を勝って本番へ弾みをつける。

最終更新:9月21日(水)14時56分

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