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ヤンキース田中 初タイトルよりも勝ちにこだわる

東スポWeb 9月21日(水)16時45分配信

【フロリダ州セントピーターズバーグ20日(日本時間21日)発】ヤンキース・田中将大投手(27)が、翌21日(同22日)に先発するレイズ戦に向け意気込みを語った。前日の時点で防御率はア・リーグトップの2.97。チームの地区優勝がほぼ絶望になり、ワイルドカードゲーム進出も厳しくなったことで、田中が初個人タイトルを獲得するか注目され始めている。しかし、右腕は「投げる試合を全部勝つだけ。シーズン中となんら変わりはないし、これまで戦ってきた通りの形で戦うだけ。シーズンの終わりが見えたからって変えることは別にないですね」とキッパリ。6回1/3以上を投げれば、念願の投球回数200イニングを達成することに関しても「それは終わってからでいいんじゃないですか」。目の前の敵を抑えることだけに集中していく。

 メジャー3年目にして到来した、最優秀防御率獲得のチャンス。投球フォームの変化をはじめ、女房役が若手のサンチェスに代わったことなど、その要因はさまざまだが、田中の頭に各チーム、打者との“対戦の記憶”が蓄積されていることも大きい。

 日本では投球前に過去の映像やデータを参考にすることが多い。各打者の苦手なコースやカウント別の打率など、数年間のリサーチからはじき出されたものだったりするが、田中は「そんなに前のを見ても意味ないかなって感じです」。基本的にデータに左右されることはないという。

 映像を見るのは前回対戦。そして「打たれた」「(イメージ通りに)抑えた」「凡打した」に分類した、主要打者との対戦の記憶を確認してからマウンドに向かう。ここに試合中の打者の反応を見て配球を決めていく。

「(対戦の記憶が増えたことで)打者の反応を見ながら、というのは前に比べてウエートは減っているかもしれない。でも、どうやって抑えて、どうやって凡打に打ち取っているか、どうやって打たれているかというのはだいたい対戦前に頭に入っている。そういうのを自分でチョイスしながら投げてますよね」

 技術の向上だけでなく経験を生かしての好成績。田中は「うーん、どうなんでしょうね、それはまだわかんないですね」と語ったが、確実に階段を上がっているのは間違いない。

最終更新:9月22日(木)10時30分

東スポWeb

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