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いくら選手が頑張っても変わらないこと/連載

日刊スポーツ 9月21日(水)10時2分配信

<日本ラグビーを語ろう(2):ラグビーW杯イングランド大会主将リーチ・マイケル(27)>

 W杯の後はいつもの生活ができなかった。数え切れないほど取材やイベント出演のオファーが殺到して、毎日なにかしら対応していた。何度も同じことを聞かれるから、基本的な情報のリストを作ろうかと考えたくらい。ゴローさん(FB五郎丸歩)は僕の10倍は忙しかっただろうけど。

 加えて日本代表のヘッドコーチやサンウルブズをどうするかという話もあった。新しいことばかりで慣れないから大変だった。1度はっきりラグビーから離れてオフがほしいとも感じる。それこそ1年間くらい。でも、東芝や(スーパーラグビーの)チーフスにいるのが好きだから。

 W杯で日本代表は海外から尊敬されるようになった。ニュージーランド(NZ)や南アフリカでも、日本のラグビーは見ていて楽しい、ファンになったと言われてうれしかった。でも、代表や選手がいくら頑張っても、変わらないものは変わらないんだとも感じた。以前、ラグビー好きの友人に「ラグビーは会場で試合を見ても楽しくない」と言われた。たとえば僕は野球をあまり見ないけど、野球を生で見ると楽しい。お酒を飲んでわいわいやって。NZではそんな雰囲気がラグビーにもあるけど、日本にはない。でも、それは選手にはどうにもできない。

 せっかくW杯でどかんとブームがきたのに、今は客足も引いて観客は少なくなったと感じる。選手ができることはグラウンドで最高のプレーをすること。W杯も今も、精いっぱい頑張っている。

 ◆リーチ・マイケル 1988年10月7日、ニュージーランド・クライストチャーチ生まれ。ポジションはフランカー、NO8。高校で来日。北海道・札幌山の手高-東海大-東芝。13年に日本国籍を取得。189センチ、105キロ。代表キャップ数は47。

最終更新:9月21日(水)10時7分

日刊スポーツ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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