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<チャイナインサイト>国境のない神話…中国神話も韓国創造力の源泉としよう(1)

中央日報日本語版 9月21日(水)17時35分配信

中国が秋夕(チュソク、中秋)である今月15日、実験用宇宙ステーション「天宮2号」の打ち上げに成功した。天宮2号は宇宙軌道にとどまりながら14種類の実験を進める予定だ。中国は月探査衛星を月の女神である「嫦娥」と呼んでいたが、宇宙実験船の名前には「嫦娥」がもともと住んでいたという天上の宮殿という意味を持つ「天宮」をつけた。中国神話の中の世界が21世紀の宇宙に再現されていると言える。神話と科学が出会った中国の現実は私たちに何を示唆しているのだろうか。

◆神話の文化的力-「物語」の力

神話は普通、想像力の源泉と呼ばれる。しかし『山海経』をはじめとする中国の古代文献に記録された神話はその拡張性に限界があった。虚構的想像力よりも歴史的事実を重視するのが古代中国をはじめとする東アジア主流社会の知識伝統だったためだ。ところで最近中国では少数民族の神話が関心を集めている。少数民族の神話は永い歳月、韻文形式で伝えられてきたためほとんど場合長く興味深い物語構造を持っている。そのような少数民族の文化的な力に注目して刮目するほどの成果をあげた最初の人物が映画監督チャン・イーモウ(張芸謀)だ。

チャンは2004年、広西壮族自治区の桂林で『印象劉三姐』という大型野外公演を演出した。桂林の美しい山々と水を舞台にした公演の形式も独特だったが、さらに重要だったのは素材だった。「劉三姐」は壮族伝説に登場する歌の女神だ。劉三姐の伝説を中心にその地域に住むさまざまな少数民族の文化を作品の中に取り入れたのだ。公演は大きな成功を収め、その後続く『印象』シリーズの第1作目となった。

もちろんその後、全国的に同じような公演が誕生して批判の声も出てきた。少数民族の文化を素材にしているものの、さまざまな民族の神話や習俗をミックスして娯楽的要素を強調したせいで少数民族固有の特徴は生かせないまま商業化だけに焦点が当てられているとの批判が出てきた。しかしチャンが神話や伝説を含めた少数民族の文化を産業の領域に引き込んで人々の爆発的な関心を引き出した初めての人物という点は否定できない。少数民族の神話が持つ「物語」の力に注目して多様な文化的要素を引き出し、そこに想像力を付け加えて中国を代表する公演作品を作り出したのは彼が創意的な監督だったからこそ可能だった。

最終更新:9月21日(水)17時35分

中央日報日本語版

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。