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【DeNA】「『やめないでください』という後輩もいて、うれしかった」…番長に聞く

スポーツ報知 9月21日(水)6時7分配信

 「ハマの番長」が白球を置く―。DeNA・三浦大輔投手(42)が20日、今季限りでの現役引退を表明した。

 ◆番長に聞く

 ―引退を決断した時期は。

 「8月ですね。7月の初登板で打たれて、8月まで声がかからず、その時にはほぼ気持ちは固まっていた。ただ、もう一度勝負したいという気持ちは常にあった。9月頭に(16日の)甲子園の先発を言われ、それまでは球団にも伝えないでおこうと。そういう感情を抜きに、真剣に勝負したかった」

 ―チームメートにはいつ伝えた。

 「昨日(19日)の試合後。会見前にみんなに言いたかったので。『まだ辞めないでください』という後輩もいて、それはうれしかった」

 ―どんな野球人生だった。

 「高卒でドラフト6位で入って、とびきり球が速いわけでも、すごい変化球があるわけでもなく、よくやって来られた。勝ったり負けたり、負けの方が多かったけど、周りに支えられて突っ走って来られた」

 ―現役生活は何が支えになった。

 「自分では、へたくそだと思っていた。へたくそは何をするかと言えば、練習するしかない。うまくなりたければ練習するしかないとやってきた25年間だった」

 ―一番の思い出は。

 「一つには絞れないけど、98年の優勝した時。優勝って、これだけうれしいものかと。すべてが報われたというか、1年間のしんどいことが吹き飛んだというか。それだけ最高に良かった」

 ―172勝のうち、一番印象に残る勝ち星は?

 「やっぱり150勝の時。僕自身もすごくうれしかったけど、それ以上にファンの方が喜んでくれて、それを見てまた僕が喜んでいた」

 ―思い出に残る指導者は。

 「1年目に投手コーチで小谷(正勝)さん(現ロッテ2軍投手コーチ)と知り合ったのが、プロ野球選手としての第一歩。『まず、己を知れ』と言われ、自分がどういうタイプの投手で、この世界で生き抜くにはどうすればいいのかを教えていただいた」

 ―若い後輩たちに何を伝えたい。

 「1人で野球をやってるんじゃない。苦しい時でもチームメートが後ろで守ってくれるし、スタンドでファンも応援してくれている。しっかり準備をしてグラウンドに立つ責任の重さを忘れずにいてほしい」

 ―ファンも引退をさみしがっている。

 「自分もさみしい。まだまだ離れたくないし、ずーっと横浜のユニホームを着て投げたい。でもやっぱり、いつかは現役を引退しないといけない。誰もが通る道だけど、僕もつらいです」

 ―ファンはどんな存在だった。

 「三浦大輔にパワーを与えてくれた存在。勝てない時はグラウンドに物が投げ入れられたり、つらい時期もあったけど、ほとんどのファンの方は一緒に苦しんだり、喜んでくれたりして。一緒に戦ってきたチームメートだと思います」

最終更新:9月21日(水)9時20分

スポーツ報知

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