ここから本文です

豪栄道無傷10勝「集中」かど番Vへ正念場の稀勢戦

日刊スポーツ 9月21日(水)10時2分配信

<大相撲秋場所>◇10日目◇20日◇東京・両国国技館

 万全だった。豪栄道が強さを見せつけ、無傷10連勝を飾った。立ち合いで強く踏み込むと、右を深く差す。照ノ富士の体を浮かせ、一気に寄り切った。「自分の体勢を作れた。良かったんじゃないですか」。3日続けて単独トップの座を守り、満足げにうなずいた。

【写真】稀勢の里が苦手琴奨菊撃破「日に日に良い」2差死守

 大関昇進13場所目で、止まらない快進撃。地元も歓喜の瞬間に向けて動きだした。故郷の大阪・寝屋川市役所では、1階の豪栄道記念品展示コーナー付近に大型テレビを設置している。豪栄道の活躍で、夕方に足を止める市民も多くなり始めた。市では優勝の可能性がある場合、普段は休日の土日になる14日目と千秋楽に役所を開館することを決定。応援うちわとタオルを配り、パブリックビューイングを行うことになった。

 夢の賜杯へ、今日11日目は正念場の稀勢の里戦だ。同じ30歳の大関でも、相手は綱とり場所を続けて話題をさらっていた存在。場所前は「僕も目立ちたいですね」と対抗心を見せていただけに、自然と闘志は高まるはず。大阪から幕内優勝力士が出れば1930年(昭5)5月場所の山錦以来86年ぶりで、来場所は自身も綱とりに挑戦できる。「1日1番、集中するだけです」。短い言葉に気持ちを込めた。【木村有三】

最終更新:9月21日(水)11時28分

日刊スポーツ