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あるぞ!“大谷ルール”でベストナインW受賞

スポーツ報知 9月21日(水)8時31分配信

 “大谷ルール”ができた! セ・パ両リーグのベストナイン投票を管轄する東京プロ野球記者会は20日、これまで禁じられていた投手と野手、投手とベストDHの重複投票が今年度から認められるように投票規定を変更することを決めた。7月21日付の本紙(一部地域を除く)に掲載された蛭間豊章記者の「記者の目」も追い風となった。これで、日本ハム・大谷がベストナインの投手部門とベストDHを同一年にダブル受賞する可能性が一気に高まった。

 球界の常識の枠を飛び越えた大谷が、ベストナインの投票ルールをも変えさせた。従来は同一選手の重複記入を禁じてきたが、投手と野手、投手とベストDHについては可能となった。

 ベストDHを含めたベストナインは、プロ野球担当記者の投票によって決めている。関係者の間では、昨夏頃から投手とベストDHの重複投票を禁止する規定の存在が話題となっていた。それでも、昨季の大谷は15勝を挙げた一方で、打率2割2厘、5本塁打と打撃面で振るわず、具体的な議論にまでは発展しなかった。

 だが、今季はDHとしても大活躍。これを受け、東京プロ野球記者会は8月、「投手とベストDHに限り、重複投票を認める」線で本格的な検討を開始。その後、NPB関係者らとの非公式な話し合いも行い、今回の変更に至った。

 大谷はここまでDHとして77試合に出場し、打率3割1分3厘、21本塁打、61打点をマーク。出場試合数が少なく、ロッテ・デスパイネ(118試合で24本塁打、87打点)に数字では劣るが、チームの夏場以降の快進撃に貢献したインパクトは十分。投手としても、右手中指のマメをつぶした影響で8勝にとどまっているが、可能性はある。「タイトルのためにはやってない。次の試合にどうやって勝つかしか考えていないので」と言うが、投手として奇跡の逆転Vに貢献すれば、ダブル受賞の可能性は十分にある。

 ◆ベストナイン 全国の新聞、通信、放送各社の経験5年以上のプロ野球記者による記名投票で選出し、11月下旬に発表される。昨年の投票総数はセが270(うち有効投票数261)、パが232(同221)。パの投手部門は大谷(日本ハム)が213票で、ベストDHは李大浩(ソフトバンク)が126票でそれぞれ受賞している。

最終更新:9月21日(水)8時31分

スポーツ報知

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