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米大統領選 両候補、3つのテロで互いの責任批判 「クリントン氏は弱くて無能」「トランプ氏では対応できぬ」

産経新聞 9月21日(水)7時55分配信

 【ワシントン=加納宏幸】ニューヨークやニュージャージー、ミネソタ各州で爆発事件や刺傷事件が相次いだことを受け、米大統領選の共和党候補、トランプ氏と民主党候補、クリントン前国務長官は19日、互いの「責任」を批判し合った。社会を襲った新たなテロの恐怖が、11月の本選まで残り2カ月を切った論戦に影響することは必至だ。

 トランプ氏はフロリダ州での演説でテロを取り上げ、「私を選べば問題はなくなる。クリントン氏は弱くて無能な人物であり、彼ら(テロリスト)は彼女に大統領になってほしいのだ」と述べた。

 これまでトランプ氏は、オバマ政権の弱腰姿勢が中東を不安定にし、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の台頭を招いたと主張。オバマ米大統領と、政権で国務長官を務めたクリントン氏の責任を同時に追及してきた。演説では「オバマ、クリントン両氏は長年、イスラム教徒によるテロに沈黙を続けてきた。弱さが攻撃を招いた」と断じた。

 一方、クリントン氏は記者会見で、「トランプ氏のコメントはインターネット上でテロリストを募集するために使われている」と語り、イスラム教徒を入国禁止にするといった主張が、外国人戦闘員を集めようとしているテロ組織を勢いづかせていると主張した。

 クリントン氏はオバマ政権で実際にテロ掃討作戦に当たった経験を強調。「ローンウルフ」(一匹おおかみ)型のテロについて、民主党だけでなく共和党の安全保障専門家からも助言を受けていることを挙げて、トランプ氏にはテロ対応が困難であると指摘した。

 今回の3つのテロがトランプ、クリントン両氏の支持率に与える影響は不明だが、イスラム教徒を含む移民や難民の入国に厳しい姿勢を取るトランプ氏を後押しする可能性がある。CNNテレビが今月実施した世論調査では、外交ではクリントン氏が信頼できるとする意見がトランプ氏を大きく上回ったが、テロに関してはトランプ氏(51%)がクリントン氏(45%)をリードしていた。

最終更新:9月21日(水)8時17分

産経新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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