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本紙記者の“記者の目”後押しで大谷ルール誕生

スポーツ報知 9月21日(水)9時13分配信

 “大谷ルール”ができた! セ・パ両リーグのベストナイン投票を管轄する東京プロ野球記者会は20日、これまで禁じられていた投手と野手、投手とベストDHの重複投票が今年度から認められるように投票規定を変更することを決めた。7月21日付の本紙(一部地域を除く)に掲載された蛭間豊章記者の「記者の目」も追い風となった。これで、日本ハム・大谷がベストナインの投手部門とベストDHを同一年にダブル受賞する可能性が一気に高まった。

 ベストナインの投票規定が変更され、投手+野手と2ポジションでのダブル受賞の可能性が出てきた。

 7月20日、日本ハムの大谷が楽天戦でDHとして先発出場し11号3ランを放った際に、デスクからの注文で書いた記者の目(途中版まで掲載)を「メジャーにないような投打の活躍が続くだけに、投手とDHで大谷の名前を書いてもいいような“大谷ルール”を設けようという声が、盛り上がることを期待したい」で締めくくった。すべては大谷という怪物選手が規定を変えたのだった。

 1918年に10勝&10本塁打をマークしたベーブ・ルースは、投手と掛け持ちで2年連続本塁打王となったが、その2シーズンの投手成績はリーグ内で傑出していない。日本プロ野球でも戦前や戦争直後、掛け持ち選手が見られたが、投打両方で傑出した数字は残した選手はいなかった。その点、大谷は栗山監督の常識はずれの起用法をこなしている。

 ベストナインの歴史には、過去2ポジションでトップになった選手がいた。1966年のパ・リーグで、南海の国貞泰汎が二塁手で72票、三塁手で49票を獲得し2ポジションで1位となった珍事があった。その際は投票数の多かった二塁手で選出。三塁は次点で44票のロイ(西鉄)が繰り上がった。今年は投手として約2か月のブランクがあって、投手部門での当選は無理だろう。来年以降、投票規定変更にふさわしい2ポジションでの活躍を期待したい。(蛭間 豊章)

最終更新:9月21日(水)9時13分

スポーツ報知

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