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エジプト 北朝鮮から韓国寄りの姿勢鮮明に

聯合ニュース 9月21日(水)16時5分配信

【カイロ聯合ニュース】北朝鮮の友好国の一つ、エジプトが韓国寄りの姿勢を取るなど際立った変化を見せている。

 北朝鮮とエジプトはムバラク政権(1981~2011年)時代、強固な同盟関係を築いていた。

 しかし、エジプトは11年にムバラク政権が市民革命により崩壊し政権が2回変わったことで、それまでの韓国と北朝鮮に対する外交政策に明らかな違いが生じているようだ。

 エジプト政府のそうした変化は、北朝鮮が今年に入って行った2回の核実験後の対応過程でより鮮明になった。

 エジプト外務省は今月9日、北朝鮮が5回目の核実験を強行した当日に北朝鮮を批判する声明を発表し、深い懸念を示した。

 中東諸国の多くが北朝鮮の核実験に沈黙したり時間を置いて非難声明を発表したりする中で、エジプト政府の対応は極めて異例とされる。

 エジプト政府は北朝鮮による1月の核実験の際も比較的早い段階で非難声明を発表している。

 13年2月にあった北朝鮮の3回目核実験の際には声明の発表はなかった。

 エジプトは非常任理事国を務める国連安全保障理事会でも北朝鮮の挑発を相次いで非難している。こうした動きは韓国とエジプトの首脳外交の場でもはっきりと表れている。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領とエジプトのシシ大統領はこれまで3回の首脳会談を開催した。

 外交消息筋は「両国の頻繁な首脳会談が、エジプトが韓国により友好的な姿勢を取るきっかけになっている面もある」と分析した。

 この数年間、北朝鮮の対エジプト外交で目立った動きはない。

 1995年に韓国とエジプトが国交を樹立してから、ムバラク氏を含めエジプト首脳が北朝鮮を訪問したことは1度もない。

 北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が昨年8月に第2スエズ運河の開通式に出席するためエジプトを訪問したが、これといった外交活動はなかった。

 エジプトと北朝鮮の関係が希薄になった背景には、同盟関係を維持してきた金日成(キム・イルソン)主席の死と、ムバラク大統領の退陣があるとみられる。

 エジプトと北朝鮮の外交的な友好関係は1970~80年代にピークを迎えた。

 北朝鮮は1973年の第4次中東戦争の際、エジプトに戦闘機やパイロットを支援し軍事的なつながりを強めた。

 金主席と親密な関係を維持してきたムバラク氏は、1980~90年までに4回北朝鮮を訪問し、「金主席が生きている間は韓国とは国交を結ばない」と約束した。

 しかし、金主席が死去した翌年の95年にエジプトは韓国と大使級の外交関係を結んだ。

 また、現在は北朝鮮の経済難により貿易規模も年間5000万ドル(50億8000万円)未満と経済的な結びつきも弱まっている。

最終更新:9月21日(水)16時8分

聯合ニュース

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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