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中国の主要石炭業者が増産開始、価格の下方圧力に=証券報

ロイター 9月21日(水)16時14分配信

[北京 21日 ロイター] - 中国証券報は21日、同国の主要石炭業者が増産を開始したと報じた。市場に出回る石炭量は毎月1100万トン増える見通しで、一時的に回復しているアジアの石炭価格を押し下げる可能性があるという。

業者らは今月、価格が1トン当たり500元(74.94ドル)を2週間続けて上回った場合、生産量の上限を50万トン引き上げるよう当局に要請していた。

証券報によると、石炭価格は少なくとも1トン当たり537元と、2週間前の515元から上昇。これを受け、最大手の神華集団や伊泰煤炭<900948.SS>、華電煤業集団などの大手に増産が認められた。神華は、14カ所の鉱山から1カ月の生産量を279万トン拡大することを許可されたという。

市場では、今回の動きが供給過剰の解消を目指す政府の努力に逆行するものとみられており、アジア向け価格の指標となるオーストラリア・ニューカッスル港積み出しの一般炭価格<GCLNWCPFBMc1>は、上昇局面が終わるか、少なくとも水を差されると見込まれている。

ある貿易商社の石炭トレーダーは「中国の自作自演だ。まず生産量に上限を設けて価格をつり上げ、今度は増産によって価格は下がるだろう」と述べた。

2人のアナリストによると、中国の今年の石炭生産量は前年比6―12%減の31億5000万―33億5000万トンになる見通し。あるアナリストは「一部の小規模な生産業者はひそかに8月から増産に動いていたが、当局との合意は大きな後押しになる」と述べた。

最終更新:9月24日(土)11時36分

ロイター