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なぜ今? なぜauも? 店舗展開は?――「UQスポット」担当者に一問一答

ITmedia Mobile 9月21日(水)21時56分配信

 既報の通り、UQコミュニケーションズは9月21日、同社初となる対面ショップ「UQスポット」を東京・上野と大阪・心斎橋にオープンした。

【「話題のスマホ」も展示】

 UQスポットでは「UQ mobile」「UQ WiMAX」の新規契約を受け付けるほか、UQ mobileの端末セットの購入やau(KDDI)携帯電話の新規契約・機種変更にも対応し、スマートフォン用アクセサリーも販売する。

 「UQスポット上野」のオープンに際し、UQコミュニケーションズ 営業部門 営業企画部 副部長兼営業企画グループマネージャの霜田剛平氏が取材に応じた。従来は家電量販店と併売店(複数の通信事業者の商品を取り扱うショップ)を中心に販売網を構築してきた同社。ここに来て実店舗をオープンした狙いはどこにあるのだろうか。そして、今後どのように展開していくのだろうか。記者たちとの一問一答を見ていこう。

●実店舗展開の意図

―― 以前は店頭施策を拡充していくという話を以前の発表会でしていたかと思う。今回の取り組みは、その延長線上にあるものと捉えてもよいものか。

霜田氏 当初、UQは家電量販店をメインに展開してきて、スマホも取り扱うようになって併売店にも販路を広げてきた。

 いわゆる「格安スマホ」の市場が広がる中で、もっとタッチポイント(顧客との接点)を増やす必要がある。家電量販店、併売店とやってきたその次となると、自分たちの看板をメインに打ち立てた販売ショップを作る必要があると判断し、今回「UQスポット」を展開することになった。

―― (この店舗の)近くには、UQ WiMAXやUQ mobileを取り扱うヨドバシカメラもある。それでも、自社の看板を付けたショップを出す意味があるということか。

霜田氏 意味はあると考えている。それだけの集客が見込まれるだけの場所に出店していきたい。大手キャリアと比べると、UQはまだ大手キャリアほどの知名度はない。「面」というよりは「ポイントポイント(点)」で、まずは集客の多い所からスタートしていきたい。

●au携帯電話やauブランドのアクセサリーの取り扱いについて

―― 今回、UQスポットではau携帯電話も扱っている。これはauとの相互販売協力の一環と捉えても良いか。

霜田氏 そういう面もある。我々はUQ mobileとUQ WiMAXをやっているが、選択肢として「格安スマホ」だけではなく、auが販売するようなフルスペックのスマホも用意することで、お客さまのニーズにより応えられるのではないかということで、このような形にした。

―― (取り扱う)アクセサリー類もよく見ると、「au +1 collection」のものが中心だ。これも協力の一環か。

霜田氏 我々も+1 collectionで取り扱っている商材を仕入れることがあるので、結果としてはそうなる。(UQ mobileで取り扱う)「iPhone 5s」であれば、+1 collectionの「iPhone SE」用アクセサリーを使うこともできる。auブランドのアクセサリーではあるが、UQ mobileでも使えるものもしっかり用意している。

―― (自社の)iPhone 5sの実機展示があるのは分かるが、その後ろにau扱いのiPhone 7/7 Plusの実機展示があるのはどうしてか。

霜田氏 auとしては、UQスポットは販売チャンネルの1つとなる。その一環で、iPhone 7/7 Plusの実機を展示している。それ以外の端末(Androidスマートフォンやフィーチャーフォン)についても、他のau取扱店とほぼ同じものを取り扱っている。

―― auの端末もそこそこ買える、ということか。

霜田氏 そうだ。お客さまのニーズに応じて、店員がUQ mobileとauのどちらの端末・サービスが合致するか判断して勧めることができる。

―― 「大手キャリア」のものと「格安スマホ」ですみ分けていくということか。

霜田氏 そうなる。

●今後の展開について

―― 既存のUQ mobile/UQ WiMAX契約者への機種変更サービスは提供しないのか。

霜田氏 今後対応したいと考えているが、まだ具体的には決まっていない。

―― UQ mobileやUQ WiMAXで取り扱っている端末に対するサポートサービスは提供しないのか。

霜田氏 現在は対応していない。現在も「端末補償サービス」自体は提供しているが、UQスポット店頭でも受けられるように準備を進めているところだ。大手キャリアの事例や顧客のニーズをくみ取りながら拡充していきたい。

―― UQモバイル上野は、もともと併売店だった店舗(テルルモバイル上野店)を業態転換したものだ。今後の出店は併売店などの業態転換を中心に行っていくのか、それとも全くの新店舗の開拓を中心にやっていくのか。

霜田氏 どちらを中心に、ということはない。UQスポットは最終的には代理店が運営することになる。代理店が持つ既存店の転換でも、新規出店でも、双方(UQコミュニケーションズと代理店)にとってメリットがある場所かどうか協議をした上で判断していく。(筆者注:UQモバイル上野は、旧・テルルモバイル上野店を運営していたピーアップが引き続き運営する)

―― UQスポットの出店数に目標はあるか。

霜田氏 2016年度内に40店舗は行きたいと思っている。

―― 出店は東名阪中心となるのか、それとも全国展開するのか。

霜田氏 まずは東名阪中心になるとは思うが、全国の主要都市はカバーしたいと考えている。

―― 出店は「数を打つ」というより「一番(集客的に)良い場所」という方針か。

霜田氏 その通りだ。「費用対効果」というわけでもないが、先ほども言った通り、集客の見込める場所からしっかりとやっていきたい。

―― UQスポットは代理店が運営するとのことだが、UQコミュニケーションズが直営するショップの計画はないのか。

霜田氏 現在において具体的な計画はない。しかし、情報発信をする「アンテナショップ」という意味合いで必要であると判断すれば、検討していきたい。

―― 従来の家電量販店や併売店における展開と比較した場合のUQスポットのアピールポイントがあれば教えてほしい。

霜田氏 UQをゆっくりじっくり見てもらえることと、スタッフとゆっくりと料金相談ができるところにある。我々のサービスの良いところをしっかりと知ってもらえる。

 従来はUQの看板が表に出ることもあまりなかったので、物珍しさからでもUQスポットに入っていただければ、と思っている。

最終更新:9月22日(木)1時27分

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