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新執行部、「野田色」前面=民進、結束に不安も

時事通信 9月21日(水)17時31分配信

 民進党の蓮舫代表は新執行部の陣容を、野田佳彦幹事長に近い議員で固めた。

 代表選を通じて訴えた「新世代」のイメージに乏しいのは否めない。党内では「全員野球になっていない」(閣僚経験者)と批判が出ており、新執行部は結束に不安を抱えたまま、26日召集の臨時国会に臨む。

 蓮舫氏は役員人事を提案した21日の両院議員総会で、「全ての党所属議員の力をいただき、今の政権に対峙(たいじ)する政党になる第一歩にしたい」と意気込んだ。ただ、出席した議員は全体の半数に満たない70人程度だった。

 蓮舫氏が野田氏と相談して決めた顔触れは、野田政権時の顔触れと重なる。大串博志政調会長は首相補佐官を務め、山井和則氏は当時も国対委員長だった。政調会長代理だった馬淵澄夫選対委員長は野田グループに所属していたことがあり、「今でも野田氏との関係は良好」(周辺)という。

 副総理として政権運営に参画していた岡田克也前代表は常任顧問に就任。「常任幹事会の構成員として党の意思決定に参画する」(党規約)という重要ポストで、今後も党運営に影響力を残す。岡田氏に近い安住淳前国対委員長も代表代行に就き、引き続きに国会対応に目配りする。

 一方、代表選を蓮舫氏と争った前原誠司元外相は、常任顧問の打診を受けたが固辞。21日の両院議員総会も欠席した。

 新執行部について、ある中堅議員は「蓮舫氏の意向は『野田幹事長』だけで、他の人事は全て野田氏が決めているのだろう」との見方を示した。代表選で蓮舫氏を支持した議員も「リベラル系が少ない」と不満を漏らしており、同氏にとっては早速、求心力の維持が課題となりそうだ。 

最終更新:9月21日(水)17時34分

時事通信