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<ロッテ>韓国で裏金疑惑…重光昭夫氏の拘束が焦点

毎日新聞 9月21日(水)21時38分配信

 【ソウル米村耕一、大貫智子】韓国ロッテグループの裏金や会社資金の横領などの疑惑を捜査するソウル中央地検は21日午前、創業者の重光武雄(韓国名・辛格浩<シン・ギョクホ>)氏(93)の次男でグループ会長を務める重光昭夫(同・辛東彬<シン・ドンビン>)氏(61)の事情聴取をいったん終えた。聯合ニュースによると、検察側は系列企業であるロッテ建設が過去10年間に行っていた裏金作りへの昭夫氏の関与などを重点的に調べたが、昭夫氏は「全く知らなかった」と全面的に否認したという。

 ソウル中央地検はすでに武雄氏と、長男で日本のロッテホールディングス(HD)前副会長の宏之(同・辛東主<シン・ドンジュ>)氏(62)も横領などの疑いで事情聴取。韓国メディアは、地検側は3人とも起訴する方針と伝えている。ただ、検察側の当初の狙いとされるロッテグループによる「裏金」を利用した政界工作疑惑の解明にはつながらなかった模様だ。

 そのため、韓国メディアの関心は、昭夫氏の身柄が拘束されるかに移っている。韓国のロッテグループ会長で日本のロッテHDの副会長も兼任する昭夫氏が長期間拘束された場合「グループ全体に経営の空白ができる可能性がある」(18日付韓国経済新聞電子版)ためだ。

 韓国メディアはロッテ幹部の「検察は武雄氏時代に起きたことで昭夫氏の責任を問おうとしている」との不満の声も伝えている。

 財閥の動向に詳しい韓国紙記者は「拘束されるかどうかは半々だろう」と指摘する。ロッテグループは20日に「今回の事態を通じてさらに大きな責任感を持って社会貢献の先頭に立ち、国家経済に寄与していく」とのコメントを出したが、世論の支持を得て昭夫氏の拘束を避けたいとの思惑もありそうだ。

 韓国では財閥や大手企業の首脳が拘束・起訴される事例は少なくない。ロッテを含む5大財閥の中では、2013年にSKグループ会長が横領などの罪で実刑判決を受けた。

最終更新:9月22日(木)0時20分

毎日新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。