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<民進>蓮舫新体制発足 挙党態勢からは程遠く

毎日新聞 9月21日(水)23時20分配信

 ◇「野田政権色」に反発

 21日に発足した民進党の新執行部人事では、有力議員の役職辞退が相次ぎ、挙党態勢からは程遠い船出となった。野田佳彦幹事長の起用への反発がくすぶっているためだ。新役員に野田政権での要職経験者が多いことも党内の不信感を広げており、党運営は不安材料だらけだ。【葛西大博、松本晃】

 リベラル系議員を集める赤松広隆元農相は、いち早く蓮舫氏支持を表明したが、この日の両院議員総会を欠席した。赤松氏は民主党政権最後の首相だった野田氏は「戦犯だ」と周囲にもらし、常任顧問への就任も固辞した。前原誠司元外相も常任顧問を固辞。党内からは「引退予定のようなポストを提示するセンスを疑う」(中堅)との声も出る。前原氏支持の議員は新たにグループ横断の勉強会を計画。早くも「反執行部」の兆しが出始めた。

 亀裂は露骨だ。両院総会の出席者は64人と16日に続き国会議員の半数に届かず、委任状提出者は72人。両院総会長の中川正春氏は冒頭で「みんなでまとまっていく、一体感を作ることが最大の課題の一つだ」と言及し、新役員は挙党態勢を意識した発言を繰り返した。安住淳代表代行の起用には野田氏に次いで反発が強く、安住氏は「国会対策の前線で常に激しい言葉で争ってきた。時には味方も傷付けたと思う。すいませんでした」と軽く会釈。細野豪志代表代行は「皆さんに実力を発揮していただける環境を作る」と語った。

 ただ、中堅議員は「人選の幅があまりに狭い」とあきれる。野田政権で安住氏は財務相、細野氏は環境相、大串博志政調会長は首相補佐官を務めた。山井和則国対委員長は野田政権でも国対委員長で、今回は再登板だ。副代表の長浜博行氏は官房副長官だった。

 今後の党運営を左右するのは衆院東京10区、福岡6区両補選。蓮舫氏は次期衆院選の選挙の顔として選ばれた側面が強い。両補選を落とせば「党内は相当ガタガタする」(中堅)との見方が強く、党内の不信感が一気に表面化しそうだ。

最終更新:9月21日(水)23時20分

毎日新聞

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