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(朝鮮日報日本語版) 北朝鮮との密貿易で荒稼ぎした中国企業女性経営者

朝鮮日報日本語版 9月21日(水)8時11分配信

 北朝鮮の核開発に使われた物資を提供した疑いが持たれている中国企業、遼寧鴻祥実業集団は、2000年に設立された丹東鴻祥実業有限公司を母体にしている。

 創業者の馬暁紅氏(45)は、ショッピングモールの店員出身で、起業から10年余りで北朝鮮との合弁会社を含め、貿易、物流、観光分野で系列会社6社を率いる中堅企業グループの経営者へと成長した。馬氏は会社のウェブサイトに「我々は貿易を通じ、朝鮮(北朝鮮)の社会主義建設の参加者、推進者、目撃者としての使命を果たしていく」とするあいさつ文を掲載している。

 馬氏は共産党員で、11年に丹東市十大女性企業家、12年には遼寧省優秀企業家に選ばれた。13年には遼寧省の人民代表約600人の一員にも選出された。しかし、最近遼寧省を揺るがした大規模な不正選挙騒動に関与したことから、他の人民代表451人と共に職務停止処分を受けた。

 鴻祥実業集団は国際社会の対北朝鮮制裁をビジネス機会として成長した。北朝鮮専門メディアのデーリーNKによると、同社は核・ミサイル開発に使われる各種金属材料などをリンゴの箱に詰め偽装する手口で北朝鮮に密輸した。北朝鮮軍部系の企業数十社に武器製造用設備を1個当たり1000万元(約1億5300万円)を超える高価格で販売していたことも判明している。対北朝鮮制裁のおかげで大金を稼いだ馬氏は取引先の北朝鮮の一部幹部にトヨタ車などの外国車を贈るなどしていたという。中国税関と丹東市幹部、中国国内の取引先関係者数十人も関連容疑で取り調べを受けているもようだ。

 一方、米自由アジア放送(RFA)によると、鴻祥実業集団は瀋陽市にある北朝鮮系ホテル「七宝山酒店」の株式30%を取得し、合弁経営しているという。同ホテルには北朝鮮偵察総局傘下のハッキング部隊である「121局」の事務室もあり、鴻祥の資金が121局の運営に使われた可能性も否定できない。また、馬氏は北朝鮮と中国を往来する貨物船を運航する香港企業の実質的オーナーではないかという疑惑も持たれている。

最終更新:9月21日(水)8時28分

朝鮮日報日本語版

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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