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強い西武がパ優勝争いの鍵を握る!?

サンケイスポーツ 9月21日(水)15時0分配信

 【球界ここだけの話】

 西武が強い。8月10日最大21あった借金を、9月20日に11まで減らした。

 しかも9月に入っての負け試合は、本田圭佑、郭俊麟、誠、佐野といった来季を見据えた投手を先発させた試合で、ローテーション投手が先発した試合は、ほとんど勝っている印象すらある。

 しかし残りは7試合。エンジンがかかるのが1カ月遅かった。

 勝ち始めた8月中旬から何があったのか?

 田辺徳雄監督は「バントで送ってちまちま1点とっても、その程度のリードではうちの投手は持ちこたえられない。それならイケイケドンドンでいくしかない」と明かす。その時期から送りバントを減らし、細かい作戦をやめて、打って打って打ちまくる作戦に転換した。

 森が捕手として出場し、打線が途切れなくなったのも大きい。「捕手をやらせると、打撃が極端に悪くなる」(田辺監督)とDHや右翼を守らせていたが、森が「うまく切り替えられるようになった」と打撃も向上。打率・294と規定打席には足りないものの、目標としている3割もみえている。

 そんな今の西武は、相手球団にとって脅威だろう。23日からはソフトバンク3連戦。27日からは日本ハム2連戦。優勝を争う両チームと本拠地で対戦する。

 昨年の西武は球宴前後に13連敗を喫したが借金7から盛り返し、9月4日からのロッテ3連戦で敵地では9年ぶりとなる3連戦3連勝。ロッテに2・5差をつけ、クライマックスシリーズ(CS)出場の可能性が高まったが、その頃から西武がクビをかしげる事態が起こる。

 2位の日本ハムが11勝7敗と相性のよかったロッテ戦で、9月以降は2勝6敗。結果的に勝ったが、9月16日は斎藤佑樹まで先発している。

 それでロッテは息を吹き返し、西武は大逆転でCS出場を逃した。

 この恨みを忘れていない西武の関係者は多い。首脳陣の一人は「去年みたいな、ああいうこともあるからな」とニヤリ。現状では最後の日本ハム戦は岸、菊池の先発が濃厚だが、ソフトバンク戦は来季を見据えた投手が投げる可能性もある。

 どちらにしろ西武が優勝争いの鍵を握っているということだけは間違いない。

(塚沢健太郎)

最終更新:9月21日(水)15時0分

サンケイスポーツ

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