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相模原19人刺殺 植松容疑者を鑑定留置 専門医による精神鑑定 横浜地検

産経新聞 9月21日(水)22時2分配信

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件で、横浜地検は21日、元職員の植松聖(さとし)容疑者(26)=殺人容疑で再逮捕=の刑事責任能力の有無を調べるための鑑定留置を始めた。期間は来年1月23日までの約4カ月間で、専門医による精神鑑定などが行われる。

 捜査関係者によると、植松容疑者はこれまでの調べに、障害者に対する差別的言動や自己正当化を続けているといい、精神鑑定ではこうした考えの背景や事件当時の精神状況、逮捕後に陽性反応が出ている大麻の影響について調べる。

 地検は鑑定結果を踏まえて刑事責任能力の有無を判断。鑑定留置期間中に神奈川県警津久井署捜査本部から負傷者への殺人未遂容疑などの追送検を受け、起訴の可否を一括で判断するとみられる。県警の島根悟本部長は21日の会見で、「未曾有の被害規模。事件の全容解明に全力を挙げる」と述べた。

 一方、神奈川県が設置した第三者検証委員会の初会合が同日、横浜市内で開かれた。11月までに再発防止策を取りまとめる。また、知的障害者の団体「ピープルファーストジャパン」が同日、同市内で全国大会を開き、事件の犠牲者を追悼するとともに、優生思想や被害者が匿名で発表された問題について議論した。

最終更新:9月21日(水)22時9分

産経新聞