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県内3万7000人、避難勧告 台風16号

岐阜新聞Web 9月21日(水)9時12分配信

 台風16号は20日夕、岐阜県内に最も接近し、県内全域に大雨、洪水警報が発令された。多治見市は409世帯999人に避難指示を出し、下呂市や瑞浪市など5市町で約1万4200世帯、約3万6700人に避難勧告が出た。県によると、自主避難を含め188人が避難した。瑞浪市で床上1軒、床下3軒、土岐市で床下1棟の浸水被害があった。鉄道は運転見合わせが相次ぎ、多くの人の足に影響が出た。けが人はなかった。
 岐阜地方気象台によると、岐阜市で午後4時45分、最大瞬間風速20・4メートルを観測。県によると、降り始めからの雨の量は20日午後9時30分までに大野郡白川村平瀬で278ミリ。時間雨量は加茂郡白川町で41ミリを記録した。
 県は災害対策本部を設置。白川町、多治見市、瑞浪市、恵那市、下呂市で避難勧告が出た。20日午後10時半現在、78人が避難をしている。
 瑞浪市の釜戸小学校には一時、約30人が避難。近くに住む足立務さん(66)は「川の水位は初めて見るような高さで驚いた。早く避難しないと危ないと思った」と話していた。
 JR東海によると、東海道新幹線は名古屋―米原間で午後5時15分から約30分運転を見合わせた。JR東海道線や高山線、中央線、長良川鉄道、養老鉄道も一部区間で運転を一時見合わせた。明知鉄道は午後5時15分から、上下線全てを運休した。
 岐阜市のJR岐阜駅の改札口は帰宅途中の会社員らであふれ、駅係員らが対応に追われた。名古屋市の自宅へ帰る途中という会社員の大塩雅一さん(52)は「いつになるか分からず、困った」と疲れた表情を見せた。
 県教育委員会によると、幼稚園55園と小中学校33校が休校、476校は授業を途中で打ち切った。高校は29校が休校、63校で授業が打ち切られた。
 同気象台によると、台風は通過し21日は雲が多いものの、天気は回復するという。

岐阜新聞社

最終更新:9月21日(水)10時39分

岐阜新聞Web