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三浦大輔選手の引退会見で思う、ネット動画サービスだからこそ縮まったファンと選手の距離

ギズモード・ジャパン 9月21日(水)11時30分配信

18番。

プロ野球ファン以外にはさっぱりな話ですけれど、横浜DeNAベイスターズの投手、ハマの番長こと三浦大輔選手が、今日、現役引退を発表しました。横浜一筋プロ25年、ドラフト6位入団、98年の横浜優勝を経験した最後の現役選手。野球に疎い人でも、トレードマークのリーゼントや独特の自撮り画像、フィット感がすごいアンダーウェアで知っている人も多いのでは。

午後3時から行なわれた引退記者会見の様子は、台風のニュースもあり、フルで生中継したテレビはなかったのではないでしょうか。では、三浦選手自身の言葉で、リアルタイムで引退の言葉を聞きたい、そう思ったファンはどこに集まったのか。DeNA関連子会社の動画配信プラットフォーム「SHOWROOM」です。同じDeNA傘下なので、ベイスターズの主催試合はSHOWROOMですべて放送と、常日頃から野球に力をいれています。

今日の三浦選手の会見をSHOWROOMで見ていたファンは思ったはずです。ネットのライブ配信は素晴らしいと、ファンと距離が近いなと。DeNAがライブ配信サービスもやっててくれて本当によかった…と。

会見後半は、メディアとの質疑応答でした。代表者の質問が一通り終ると、個別メディアからの質問タイム。リーゼントや、三浦選手の愛する矢沢永吉さんに関する質問が続き、SHOWROOMコメント欄では「髪型の話禁止」「そんな話を聞きたいわけではない」とファンから落胆コメントも。もちろん野球に関する質問もでてはいましたけどね。

その中、最後にSHOWROOM担当記者はこう質問したのです。「今、合わせて6万人のファンが配信を見ています。Twitterなどネットでは寂しいの声が溢れています。そのファンの声に一言コメントください」担当カメラの位置まで述べて、ファンへのカメラ目線までお願いしました。三浦選手は「自分も寂しいです」と答え、ファンへメッセージをおくるうち、ついに声を詰まらせました。

会見を見ていた私は、この質問で、一気に三浦選手とファンの距離が近づいた気がしました。

特に、ファンを大事にすることで知られている三浦選手。別にね、涙が見たいわけじゃないんです。ファンへのコメントってのもあるあるです。しかし、SHOWROOM担当者の質問は、やっぱりネット配信だぜ!と思わせる力がありました。ネット動画には、テレビや雑誌以上にファンの今の気持ちが表れています。物事をニュースとして捉えるだけではない、ファンの姿が透けて見えるような、どこか個人的で自分を映しだすような体験。それがネットメディアの醍醐味であり強みであると、あるべきだと改めて思いました。

この引退会見で、ネット生配信の面白さ、リアルタイムの一体感を感じたのは、見ていたファンだけではなかったと思います。きっと、三浦選手もファンを近くに感じたのではないかと。

さ、ベイス、CSがんばるぞ!

※記者会見はニコ生でも生配信されていました。

※SHOWROOMは生配信のみ、現在リンク先では視聴できません。

image: 横浜DeNAベイスターズ

source: 横浜DeNAベイスターズ、SHOWROOM

(そうこ)

最終更新:9月21日(水)11時30分

ギズモード・ジャパン