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共英製鋼は異形棒鋼価格3000円上げ

鉄鋼新聞 9/21(水) 6:00配信

 異形棒鋼最大手の共英製鋼(本社・大阪市、社長・森光廣氏)は20日、10月の異形棒鋼販売価格を枚方(大阪)、名古屋、山口の全事業所で前月比3千円値上げすると発表した。

 下期に向けて市況の立て直しと、落ち込んでいる損益の改善が急務として製品価格の値上げを決めた。
 関西の他メーカーも9月から収益改善を目的に製品価格立て直しに動き始めており、最大手の共英が値上げを打ち出したことで、今週以降、異形棒鋼各社の販売姿勢が一気に強まりそうだ。
 関西の異形棒鋼市場は、5月後半からの鉄スクラップ価格の下落と実需低迷を受けて、8月後半には4万6千円前後まで市中相場が下落した。半面、スクラップ市況は9月入り後、再び強まり、足元では高値2万円を付けてきている。
 このため異形棒鋼メーカーでも9月入り後は安値折り合いを回避して、製品価格の立て直しに動いている。「9月中に4万7千~8千円の販価を固めて、10月からの下期商談では5万円を確保できる状態にもっていきたい」(大阪市内のメーカー)としている。
 こうした中、共英製鋼が3千円値上げを打ち出し、流通業者の販売姿勢にも安値折り合い回避が広がるものと期待されている。

最終更新:9/21(水) 6:00

鉄鋼新聞