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新千歳―成田 LCC最激戦 4社が増便や割引、集客に熱

北海道新聞 9月21日(水)11時10分配信

春秋航空日本が参入、浸透めざす

 新千歳―成田線に8月中旬、中国系格安航空会社(LCC)の春秋航空日本が参入し、同路線はLCC4社が乗り入れる国内LCC最激戦区となった。各社とも参入会社の増加で成田線の知名度が上がり、眠っていた需要が掘り起こされると期待。集客合戦が熱を帯びている。
 同路線は2012年以降、ピーチ・アビエーション、バニラ・エア、ジェットスター・ジャパンの3社が運航。ピーチが1日1往復、バニラとジェットスターは1日最大7往復している。
 春秋航空日本は8月20日から1日1往復の運航。親会社の春秋航空は以前から上海―新千歳線を運航しており、中国の観光客の道外にも行きたいとの声に応え参入した。中国人向けの旅行商品がまだないため、就航後約1カ月間の乗客数は日によって差があったが、同社は「まだ認知度が低いので、徐々に浸透させていきたい」と話す。

「最低価格保証」で低運賃アピールも

 迎え撃つ3社は「参入が増えればLCCの知名度が上がり、市場の活性化につながる」と歓迎している。大手が独占する新千歳―羽田線に比べ、時期によっては片道4千円以下の安さを売りにLCCの利用は急拡大しているものの、国内旅客シェアは10%(15年)で、20%以上とみられる欧州などと比べて低い。関係者は「新千歳―成田線はまだ潜在需要があり、LCC間で需要を奪い合う状況ではない」とみている。
 ただ各社とも集客に向けては、しのぎを削っている。バニラは年末年始6日間だけの1日7便運航を、今後は冬期間を中心に35日間に増やす。ジェットスターは、ホームページ上の他社価格の方が安い場合、その価格の10%引きとする「最低価格保証」を今後も行い低運賃をアピール。ピーチは増便を検討している。(東京報道 中島威)

北海道新聞

最終更新:9月21日(水)11時54分

北海道新聞