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イトーヨーカドー藤岡店が閉店へ 1月末を検討

上毛新聞 9/21(水) 6:00配信

 セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)が来年1月末でのイトーヨーカドー藤岡店(群馬県藤岡市藤岡)の閉店を検討していることが20日分かった。すでに周辺地権者や従業員らに閉店の意向を伝え、市や藤岡商工会議所も情報を把握している。県内のイトーヨーカドー店舗で、残る伊勢崎店(伊勢崎市連取町)は営業を継続する方針。

◎2017年2月期予定の閉店リストに記載なし 藤岡店

 同社は上毛新聞の取材に対し「関係者と最終的な協議をしている段階で決まったわけではないが、藤岡店の閉店を含め検討しているのは事実だ」としている。同社関係者が月内にも藤岡市を訪れ、市幹部に対し正式に説明するとみられる。

 藤岡店は1975年にイトーヨーカドーの県内1号店として開店。売り場部分は地上4階、店舗面積は6915平方メートル。生鮮食品や衣料品を販売するほか、テナントには百円ショップや生花店が入っている。藤岡市内ではスーパーセンターフィール(同市中栗須)に次ぐ大規模店となる。

 JR群馬藤岡駅近くという好立地の上、無料の大型駐車場を備え、集客を伸ばしてきた。しかし、1キロ圏内に複数のスーパーがある上、近年は郊外の幹線道路沿いにスーパーやドラッグストアなど競合出店が相次いでいた。

 セブン&アイは昨年、5年間で収益改善が見込めない40店ほどを閉店する方針を示していた。同社が3月に示した構造改革案では、2017年2月期までに20店を閉鎖するとしていたが、藤岡店は閉店リストには入っていなかった。

 イトーヨーカドーは全国約180店舗を展開。県内では10年にJR前橋駅前の前橋店(前橋市表町)を閉店している。運営するイトーヨーカ堂の16年2月期の売上高は前期比0.2%増の1兆2556億0800万円だったものの、営業損益は139億8000万円の赤字(前期は18億5900万円の黒字)に転落した。グループをけん引するコンビニチェーンのセブン―イレブンとは明暗を分けている。

最終更新:9/21(水) 6:00

上毛新聞