ここから本文です

工藤ホークス、大谷打って大谷抑える! 天王山初戦は千賀

西日本スポーツ 9月21日(水)9時0分配信

 いざ、天王山! リーグ3連覇を狙う福岡ソフトバンクが、きょう21日から本拠地で2位日本ハムとの直接対決2連戦に臨む。ゲーム差なしの首位。初戦に勝てば優勝マジック8が再点灯するが、連敗すれば相手にマジック6がともる。工藤監督が先発に送り出すのは千賀。相手は「二刀流」で出場予定の大谷。千賀が打者・大谷を抑え、打線が投手・大谷を攻略すれば、Vが近づく。

負傷後初めてバットを振ったギータ

■普段通り全力

 天下分け目の決戦を前に、人事は尽くした。先発投手練習が行われた20日、工藤監督は午前10時すぎにヤフオクドーム入り。グラウンドに姿を現すことはなかったが、帰り支度を整えたのは午後5時半前だった。今後の戦略を練ること7時間超。「(日本ハムの)対策? 今からです」。不敵に笑うと、帰りの車に乗り込んだ。

 「普段と変わらずです。当然、直接対決なので、注目も、選手の思いも変わって当然だけど、今まで自分たちがやってきた以上のことを出すのは難しい。自分たちの持っているものを、全て出すくらいの気持ちでいってくれたらいい」

 「二刀流」で出場予定の大谷に対して、自慢の右腕を送り出し天命を待つ。初戦先発を託すのは、今季12勝2敗の千賀だ。和田と並び、チーム最多の10の貯金を稼ぐ。指揮官が昨季中から、今季を見据えて2軍ローテで固定起用し、昨秋キャンプでも熱血指導。千賀はその期待に応えるように、ここまでリーグ2位の防御率2・61をマークしている。一方の大谷は、規定投球回にこそ達していないが、同2・12。1点の重みが増す戦いになることは間違いない。

 「1点にはこだわりたい。ロースコア(の試合)になっていかないといけない。まあ投手の状態はいつもいいわけではないが、それはうちも相手もそう。まあどうなるかはお楽しみ、というところです」

 千賀が、打者大谷を抑え、投手大谷から得点を奪えば勝利はおのずと近づく。今季、チームは2失点以内の試合は、48勝4敗1分け。9割2分3厘と驚異の勝率を誇る。7月3日の対戦では中田が、「1番投手」で先発した大谷に初球先頭打者弾を浴びた。打線は投手・大谷に対し、8回無失点に抑え込まれ敗戦。史上最速でのマジック点灯を阻止されるだけでなく、その後、チームが大失速した「起点」にもなっただけに、最高の舞台で投打でリベンジを果たす。

 8月中旬から1カ月以上も互いに1・5ゲーム差以内のデッドヒートを繰り広げてきたが、この天王山で一方がVへと近づく可能性は高い。初戦を取ればマジック8が再点灯するが、仮に2連敗だと自力優勝が消滅し日本ハムにマジック6が点灯。「頑張るとしか言いようがない」。本拠地の大声援を背に、ライバルを蹴落とす。

=2016/09/21付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:9月21日(水)9時0分

西日本スポーツ

スポーツナビ 野球情報