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錦織圭選手が大学生にエール「つらい経験こそが自信に」

朝日新聞デジタル 9月21日(水)13時20分配信

 男子プロテニスプレイヤーの錦織圭選手が9月20日、東京・文京区の中央大学で開かれた「inゼリー 錦織圭選手 就活生応援セミナー」に登壇し、大学生に熱血講義をした。あまり見ることのないスーツ姿で現れた錦織選手を、約100人の学生が歓声で迎えると「学生さんと接する機会は少ないので、今日はとても新鮮です」と笑顔で一言。「大事な場面での、負けない自分づくりに」をテーマに、これからの就職活動を乗り切るための心構えを語った。
 「大きな夢や目標に向かっていれば、楽しさと同じくらいつらいこともたくさんあります。誰もが壁にぶつかって落ち込んだり、悩んだり……。それをいかに乗り越えていくか。そのためにはポジティブな強い気持ちをもっていることが大切です。気持ちが変われば、壁だと思っていたものがチャンスに見えてくるものです」
 とはいえ、思うようにいかないことが続けばどうしても弱気に、ネガティブになっていくもの。どうすればポジティブな気持ちを保ち続けることができるのか。
 「そのためには自分に自信をもつことです。そしていざという時の自信は、日頃の練習、厳しいトレーニングの積み重ねです。自信をもてるようになるには多くの努力が必要だし、つらいことを乗り越えた経験こそが自信につながっていくんです」
 さらに、何人もの面接官に見られるのが苦手で緊張するという学生には「僕も昔は人前で話すのが苦手でした。でも、松岡修造さんにいきなり人前で『英語で話せ』などと言われたり、色々やらされて、メンタルが強くなっていきました(笑)。今日みたいに人前で話す機会があれば、自分が成長できるチャンスなので、自信をもってのぞんでいけば大丈夫でしょう」と励ました。
 最後に「これから大変だとは思いますが、目標や夢をしっかりもって、自分はこうなりたいという強い気持ちを抱き続けていれば、きっと就職活動も乗り切れます。頑張ってください」とエールを送った。
 応援セミナー終了後は、師ともいえる松岡修造さんについて聞かれ「イメージ通り、本当に情熱的で“熱い”人。何度も泣かされたけど、僕に世界を目指すこと、相手がどれだけ格上でも向かっていく気持ちの大切さを教えてくれました。修造さんに鍛えられた日々があったからこそ、今の自分があるんです」と感謝を述べる一幕もあった。

(文&写真 ライター・関川隆 / 朝日新聞デジタル「&M」)

朝日新聞社

最終更新:9月21日(水)13時20分

朝日新聞デジタル