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手塚治虫展、原画など80点 さいたま市立漫画会館50周年で記念展

埼玉新聞 9/21(水) 10:30配信

 近代漫画の先駆者、北沢楽天の功績や作品を展示する埼玉県さいたま市北区盆栽町の市立漫画会館の開館50周年記念展「手塚治虫とっておきの漫画」が11月13日まで行われている。同館は1966年、北沢楽天の旧居跡に日本初の漫画に関する美術館として開館。開館時には「鉄腕アトム」などで知られる漫画家の手塚治虫さんもここを訪れた。
 
 今回の展示は手塚さんの漫画家デビュー70周年も兼ねており、これまで手塚さんが描いた漫画の原画、風刺画、絵本画、イラストなど約80点を展示している。漫画では、46年のデビュー作「マアチャンの日記帳」や「化石島」「アリと巨人」「七色いんこ」の直筆原画が公開されている。
 
 イラスト「猫・写楽」は84年のイベント「漫画集団なぜか1001匹猫展」に出品され、江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽の錦絵「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」をモチーフに描かれた作品。まげを結って擬人化された猫の鼻筋にノミがとまり、それを寄り目で見つめる表情がユーモラスに描かれている。

 同館学芸員の森裕美子さんは「貴重な1コマ風刺漫画や情感豊かな絵本画などの展示を通じ、手塚さんの画業を別の角度からも楽しんでほしい」と来館を呼び掛けている。
 
 館内には手塚さんが同館を訪れた際の写真や、鉄腕アトムを描いた直筆の芳名帳、手塚プロのスタジオがあることから特別住民となった新座市の「鉄腕アトム特別住民票」も展示している。
 
 10月23日には新座市商工会の協力で新座市限定アトムグッズを特別販売する。展示を記念し、漫画会館と大宮盆栽美術館、盆栽四季の家のうち2館を巡ると、先着500人に手塚作品缶バッジをプレゼントするスタンプラリーも実施している。
 
 入場無料、休館日は毎週月曜(19日、10月10日は開館)、20日、23日、10月11日、11月4日。開館時間は午前9時から午後4時半。
 
 問い合わせは、同館(電話048・663・1541)へ。

最終更新:9/21(水) 10:30

埼玉新聞