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除染271業者が「法令違反」 半数以上、安全衛生関係252件

福島民友新聞 9月21日(水)10時32分配信

 福島労働局は20日、本年度上半期(1~6月)に東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業に携わった506事業者のうち、半数以上の271事業者で労働基準法などの違反が見つかったと発表した。

 違反件数は416件で、このうち安全衛生関係は252件、労働条件関係が164件だった。外部被ばくを測定する線量計を身に着けずに作業するなどのケースがあった。違反率は53.6%と昨年度の64.6%から11ポイント減少したが、年末にかけて除染作業が増えるため下半期に違反件数が増加する傾向があるという。国発注の除染の違反率は33.5%だったのに比べ、市町村など発注の除染では72.9%と高かった。

 一方、第1原発の廃炉作業は118事業者のうち、53事業者で労働基準法などの違反が見つかった。違反率は44.9%だった。違反件数は94件で、健康診断の結果報告を怠ったり、労働時間や時間外労働の時間を賃金台帳に記載していなかった。

 県内の総合労働相談コーナーに昨年寄せられた相談のうち、除染関係の内容は2402件だった。福島労働局が20日発表した。

福島民友新聞

最終更新:9月21日(水)12時31分

福島民友新聞