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窯業担う若者を支援「ものづくり奨学金」新設

長崎新聞 9月21日(水)9時15分配信

 長崎県東彼波佐見町議会は20日、最終本会議を開き、4年制大学で美術系の学部・学科を専攻する学生を対象にした「ものづくり奨学金」を新たに創設する条例案を可決した。

 町の主要産業である窯業の次世代を担う人材育成などが目的。町企画財政課によると、自治体が実施する奨学金制度で美術系に特化した支援は全国的にも珍しいという。

 奨学金は無利子で月5万円を貸し付ける。期間は4年。返済期間は10年で1年間の猶予期間が設けられた。国や県などの奨学金との併用も可能。

 卒業後、大学で学んだことを生かし町内に就業すれば、最大で半額(120万円)の返済を免除される。例えば、卒業して町外で6年働いた後、町内に就業した場合、5年分(120万円)を免除。町外で7年働いた後に戻ると、4年分(96万円)が免除となる。就業の業種、職種は限定していない。

 対象は美術系大学の進学予定者で、町内在住か県立波佐見高美術・工芸科の生徒。同学科は来年3月に第1期生が卒業する。

 町は12月から申請の受け付けを始める予定。同課は「卒業後に町外で数年腕を磨き、経験を町に還元してもらいたい」としている。

 定例議会では同条例案や前年度決算認定案など計20議案を可決、認定、同意し、閉会した。

長崎新聞社

最終更新:9月21日(水)11時38分

長崎新聞