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「犯行は非道のひと言に尽きる」福岡小5殺害で死刑求刑 殺意主張「更生は困難」 地裁小倉公判

西日本新聞 9月21日(水)11時59分配信

 福岡県豊前市で昨年1月、小学5年の女児=当時(10)=を連れ去り殺害したとして、殺人などの罪に問われた内間利幸被告(47)の裁判員裁判の論告求刑公判が20日、福岡地裁小倉支部(柴田寿宏裁判長)であった。検察側は「被害者は1人とはいえ、犯行は非道のひと言に尽きる。更生は著しく困難」と死刑を求刑した。弁護側は最終弁論で「悪質な事件とは言えず、殺人罪などは成立しない」と主張し、有期刑を求めた。判決は来月3日の予定。

 公判で被告側は、死体遺棄罪のみ認め、殺人罪など他の三つの罪については一貫して否認している。

被告は過去にも小学生女児などを狙った暴行事件を起こし、12年間服役していた

 論告で検察側は「わいせつ目的で言葉巧みに連れ去り、無理やり暴行し、口封じのために女児を殺した」と主張。内間被告が過去にも小学生女児などを狙った暴行事件を起こし、約12年間服役した事実を指摘し、「前よりも犯罪傾向が深まっており、更生は期待できない」と述べた。

 争点の殺意については「(犯行後に)女児が親に相談する可能性は高く、確実に口封じする必要性が生じていた。非力な女児の首を1~2分間絞め続ければ窒息死するという危険性は分かっていた。確固たる殺意があった」と主張した。

 一方、弁護側は「静かにしてほしいという気持ちから、とっさに首を押さえただけ」と殺意を否定。「下調べや凶器の準備もなく、計画性もなかった」と述べた。拘置所での自殺未遂についても触れ、「自ら命を絶とうとするほど反省している」と強調した。

 内間被告は最終意見陳述で「取り返しのつかない、申し訳ないことをした。どんな罰でも受ける」と述べ、結審した。起訴状によると、内間被告は昨年1月31日、豊前市内の知人宅で、女児の首を手で絞めて窒息死させて殺害。遺体をバッグに入れ車で搬送し、自宅に隠したなどとされる。

=2016/09/21付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:9月21日(水)11時59分

西日本新聞

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