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さよなら秦野のシンボル 耐震工事で市役所展望台

カナロコ by 神奈川新聞 9月21日(水)8時3分配信

 長年、秦野市役所のシンボルとして愛されてきた本庁舎の展望室が撤去される。市が予定している耐震化工事を展望台を含めて行った場合、さらに3億円ほどかかることが分かり、決断した。

 市資産経営課によると、本庁舎は1969年に完成。地上5階(高さ18メートル)に、3階建て(高さ11メートル)の望楼が載った。当時は市内で最も高い建物だった。全国的に市役所に望楼を設けるのが流行だったという。当初は“火の見櫓(やぐら)”としての機能のほか、市民も自由に出入りできた。最近は立ち入りには許可が必要となっている。

 耐震化工事は今年11月から2018年7月まで行われる予定で、費用は約7億円という。「望楼があるため、上が重たい不安定な構造で補強が必要。空調などの補修にも影響する」(同課)。望楼を残した場合、さらに3億円ほどかかるため、「安全面とコストを考え、撤去を決めた」(同課)。

 撤去工事は来年5月ごろに行われる。ただ、望楼のうち、撤去は3階の展望室のみで、1、2階は残される。

最終更新:9月21日(水)8時3分

カナロコ by 神奈川新聞