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[ルポ]住民の暮らしを揺さぶる慶州地震

ハンギョレ新聞 9月21日(水)7時10分配信

 「毎晩明け方まで眠れず、不安」

 20日午後3時、慶尚北道慶州(キョンジュ)市内南(ネナム)面鳧池(ブジ)2里の村会館で会ったイ・オクソンさん(87)は声を高めた。村会館では他のお婆さん4人がペットボトルを枕に横になり、丸くなって眠っていた。昨夜よく眠れず、みな疲れた様子だ。19日夜8時33分、慶州市内南面では規模4.5の地震が再び起きた。12日夜、2回にわたる大きな地震が起きてから一週間ぶりだ。その間にも多くの小さな余震は続いていた。

 イさんは「昨夜家で横になっていたら突然家が揺れ、物が落ちて割れ、大騒ぎだった。里長が村会館に集まるよう言ったので、明け方まで村会館で夜を明かした。朝までにまた大きな地震がやってくるかもという思いでドキドキしていた」と語った。

 この日、村の路地では住民をほとんど見かけなかった。何日も十分眠れていない住民たちは昼間に家で寝ていたためだ。何人かの年配の住民たちは、めまいや不眠症も経験している。住民のソン・イルドさん(83)は「この前の地震が起きたときにあまりに驚いたためか、夜眠れずめまいがひどくなった。私の家はずいぶん前に建てられた古い家なので、今回の地震でひどくひびが入り、地震が来るたびに崩れるのではないかと怖くなって村会館に来る」と語った。

 この日村を見回ったところ、古い家の壁の所々にひびが入っていた。道で会った住民のチュ・ジェジュンさん(79)が案内してくれた自宅の壁には、最近の地震で生じたと見られる亀裂があちこちにできていた。チュさんは「昨日地震が起きて、今朝外に出て家を見回ると、一面の壁に長いひびが入っていた。原発も近くにあるので不安でたまらない。もし内南面ではなく原発のある陽南(ヤンナム)面で大きな地震が起きたら、慶州市民たちはみな死ぬのではないか」と不安がった。

 震源地から東に27キロ離れている慶州市陽南面には、月城(ウォルソン)1~4号機と新月城(シンウォルソン)1~2号機、中・低レベル放射性廃棄物処理場が集中している。昨夜、陽南面でも建物がひどく揺れ、驚いた住民が家の外に飛び出し、近所の公園や学校の運動場で夜を過ごした。

 陽南面羅兒(ナア)里に住む住民のファン・ブンヒさん(68)は「一週間前から絶えず地震が続いており、住民はみな夜眠れていない。村のすぐ隣に原発があるので、地震が来るたびにもしかすると事故が起きたりしないかと、ノイローゼになりそうだ」と話した。

 19日の地震では慶尚北道消防本部に計2596件の申告が届いた。このうち直接被害の申告は4件。慶州東川(トンチョン)洞では銭湯の煙突にひびが入り、東部洞でも2階建ての住宅の煙突に亀裂が生じたという被害届が寄せられた。

慶州/キム・イルウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9月21日(水)7時10分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。