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津波来ない 高台の地価上昇

紀伊民報 9/21(水) 17:01配信

 和歌山県は20日、7月1日時点の県内地価調査の結果を公表した。価格が上昇した住宅地14地点のうち、紀南の4地点はいずれも海岸に近い高台。特に田辺市南新万は上昇率が5年連続県内1位で、この間に3割以上、価格が上がった。

 住宅地の平均変動率はマイナス2%で1991年から26年連続、商業地はマイナス1・7%で92年から25年連続の下落。一方で、下落幅はいずれも2012年から5年連続縮小。昨年比では住宅地で0・3ポイント、商業地で0・6ポイント縮まった。

 住宅地で価格が上昇したのは14地点で、昨年より5地点増えた。

 紀南の4地点はいずれも大規模地震の際に津波の恐れがある海岸近くの高台で、上昇率1位の田辺市南新万2の6は国道42号と国道424号の間にあって利便性がいいことも影響。1平方メートル当たり10万4千円で昨年より4200円(4・2%)上がった。上昇に転じる前だった12年の7万8300円と比較すると、2万5700円(32・8%)上がった。

 上昇率2位は白浜町堅田櫛ケ峯2399の69で、昨年比千円(3・3%)増の3万1千円。3位は田辺市明洋2の6の18で、1500円(3・2%)増の4万8500円。串本町上野山218番は6位で、500円(2%)増の2万5千円だった。ほかの10地点は、居住環境や交通の便がいい和歌山市と岩出市だった。

最終更新:9/21(水) 17:13

紀伊民報