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住民の融和に輪島のキリコ 野々市・三日市、初開催の秋祭りで巡行

北國新聞社 9/21(水) 3:17配信

 野々市市三日市町内会は、25日に初めて開催する秋祭り(北國新聞社後援)で、輪島市町野地区からもらい受けた子ども用キリコの町内巡行を行う。祭りの目玉を探していた同町内会が町野地区に呼び掛け、少子化により使用されなくなっていた4基を譲り受けた。三日市町は土地区画整理により近年、住宅地が造成されたのに伴って人口が増えており、キリコの巡行を通じて新旧住民の融和を図る。

 キリコは町内の小学4~6年生ら約50人が担ぎ、郷八幡神社を出発し、町内約4キロを練り歩く。いずれも高さ約2メートルで、傷みの激しい部分は色を塗り直したり、絵を張り替えたりするなどの修繕を施した。

 三日市町は2001年に土地区画整理事業が起工した。市によると、今年8月末時点で465世帯1160人が住んでおり、06年同月時点の216世帯620人から、人口が2倍近くに増えた。

 同町会では住民の親睦を図るため、5年ほど前からバーベキュー大会を開催してきた。移住してきた若い世代が打ち解ける機会を増やしていこうと、これまでなかった秋祭りを企画し、子どもたちにキリコを担いでもらうことにした。

 輪島市町野地区は2013年にも野々市市の丸木町内会にキリコを寄贈している。同町内会の祭りでキリコ巡行を見た三日市の住民が、同町内会を通じて町野の住民に寄贈を申し出た。町野公民館の皆戸秀継館長は「キリコが有効活用され、子どもたちが喜んでくれればうれしい」と話している。

 三日市町内会では法被や巡行の際に鳴らす鐘なども用意し、子供たちが太鼓の練習に励んでいる。上野清二町内会長は「初めての祭りを支えてくれた町野と丸木の住民に感謝したい」と述べ、本番を心待ちにしている。

北國新聞社

最終更新:9/21(水) 3:17

北國新聞社