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雨天突く、深紅の枠旗 七尾・中島、お熊甲祭

北國新聞社 9月21日(水)3時17分配信

 国重要無形民俗文化財「お熊甲祭(くまかぶとまつり)」は20日、七尾市中島町宮前の久麻加夫(くまかぶ)都(と)阿良加志比古(あらかしひこ)神社などで行われた。雨の中、17末社から繰り出した神輿(みこし)や高さ20メートルを超える深紅の枠旗(わくばた)が境内に次々と参集し、鉦(かね)と太鼓の音色や担ぎ手の熱気が神社を包んだ。

 悪天候のため、担ぎ手の安全を考慮し、神社から約700メートル離れたお旅所「加茂原」へ練り歩く渡御(とぎょ)、お旅所で枠旗を地面すれすれまで倒す妙技「島田くずし」は、5年ぶりに取りやめとなった。

 早朝から、天狗(てんぐ)面をかぶった猿田彦(さるたひこ)の軽妙な舞に導かれた祭り行列が神社周辺に次々と集まった。独特のリズムで鉦や太鼓の音が鳴り響き、神輿や枠旗を担いだ若衆が「オイッサー、オイッサー」と威勢のいい掛け声とともに拝殿前に走り込んだ。その後、奉幣(ほうへい)式が行われ、集まった各末社の猿田彦が一斉に舞を披露した。

北國新聞社

最終更新:9月21日(水)3時17分

北國新聞社