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人道支援車列に空爆、米政府「ロシアに責任」 シリア

CNN.co.jp 9月21日(水)9時47分配信

ワシントン(CNN) シリア北部のアレッポ西郊で人道支援物資を積んだ車列などが攻撃された件で、米国は初期段階の結論として、ロシアの戦闘機が車列とシリア赤新月社の倉庫に対する空爆を実施したとの評価に至った。米当局者2人が21日までにCNNに明らかにした。

当局者のうち1人は、「我々が持つあらゆる証拠はこうした結論を示している」と指摘した。

一方、米ホワイトハウスは、攻撃を実施したのがロシア機か否かにかかわらず、今回の攻撃の責任はロシアにあるとの見方を表明。ローズ米大統領副補佐官は20日夜、ロシアとシリアの両政府を名指しつつ、「我々の持つすべての情報は、これが空爆であったことを明確に示している。つまり、攻撃を実施した可能性がある組織は2つだけだ」と述べた。そのうえで、当該空域で行われた空爆についてはロシアに責任があるとの認識を強調した。

支援物資を積んだ車列は19日夜、アレッポ西郊で攻撃を受けた。国連はこれを受け、シリアでの支援活動を停止している。

国際赤十字によれば、攻撃により民間人約20人が死亡したほか、アレッポ西郊でシリア赤新月社の支部責任者を務めていたオマル・バラカト氏も殺害された。車列が積んでいた支援物資は、推計25万人の民間人が食糧不足などに苦しむアレッポ東部に向けられたものだった。

国連の潘基文(パンギムン)事務総長は20日、国連総会の場に集まった世界各国の首脳らを前に、今回の攻撃について「不快かつ野蛮で、おそらく意図的なものだ」と述べた。

報道によると、車列が攻撃を受けた地域は反体制派が掌握しているという。ロシアは過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」などのテロ組織の掃討に集中しているとしつつも、シリアのアサド政権を後押ししている。

ロシアの国営タス通信によると、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は20日、攻撃を行った無人機(ドローン)からの映像を分析した結果として、戦闘員らが車列の後に続いていたと指摘。「大口径の迫撃砲を曳行(えいこう)したテロ組織のトラックが車列と並走している様子が動画に鮮明に写っている」と述べた。

一方、米軍の側では、レーダーや監視機による空からの情報などを分析。当局者によると、こうした情報や現場からの報告に基づき、爆撃があった時点で今回の場所を攻撃できる位置にいたのはロシアの戦闘機だけだとの結論を下したという。

最終更新:9月24日(土)12時8分

CNN.co.jp