ここから本文です

ドイツ銀、高リスク社債が下落し2月安値に接近-米RMBS問題懸念

Bloomberg 9月20日(火)22時49分配信

ドイツ銀行の高リスク社債が下落し、市場全体が売りを浴びた2月安値に接近した。住宅ローン担保証券(RMBS)販売の問題で米司法省から140億ドル(約1兆4300億円)の支払いを求められたことで、ドイツ銀行の資本に対する懸念が再燃した。

ブルームバーグのデータによれば、17億5000万ユーロ(約1990億円)相当のその他ティア1債(AT1債、表面利率6%)は、額面1ユーロに対し0.04ユーロ下げて0.72ユーロ。米当局の要求額が明らかになった後、3営業日で0.11ユーロ下げた。

米司法省によって科される額は交渉によって減額される可能性もあるが、それでもドイツ銀が資本不足に陥るという懸念は根強い。数十億ドルの法人向け融資債権の証券化を計画していると伝えられたものの、懸念は残っている。

クレア・マックニコル氏らラボバンクのアナリストはリポートで、証券化は「ドイツ銀の資本状況にプラスとなる可能性はあるものの、米当局に示唆された140億ドルという巨額の前では影が薄れてしまう」と指摘した。

資本不足の結果、ドイツ銀は増資またはAT1債のクーポン支払い停止に追い込まれる恐れがある。

ドイツ銀の広報担当者は資本水準についてコメントを控えた。

原題:Deutsche Bank’s Riskiest Bonds Fall to Lowest Since February (1)(抜粋)

Tom Beardsworth

最終更新:9月20日(火)22時49分

Bloomberg