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【個別銘柄】金利深掘りなし金融株急騰、不動産高い、Jディスプ安い

Bloomberg 9月21日(水)11時53分配信

21日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

銀行:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日比7.4%高の553.3円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が7.3%高の3689円、みずほフィナンシャルグループ(8411)が6.8%高の186.1円など。日本銀行の金融政策決定会合でマイナス金利の深掘りはされず、政策金利はマイナス0.1%を維持することが発表された。地銀株も総じて高く、銀行は東証1部業種別の上昇率で1位。

保険株:第一生命保険(8750)は7.4%高の1545.5円、T&Dホールディングス(8795)は7.8%高の1317円など。日銀決定会合で10年物金利がおおむね0%程度で推移するよう長期国債を購入する措置を決定し、長期金利が上昇。超低金利環境での運用収益悪化や一部商品の売り止めなどを迫られてきた生保にとって長期金利の上昇はプラスと好感された。

不動産:三井不動産(8801)が4.4%高の2168円、三菱地所(8802)が3.5%高の1939円など。国土交通省が20日に発表した2016年基準地価(都道府県地価調査、7月1日時点)によると、三大都市圏の商業地の前年比上昇率は2.9%と15年の2.3%を上回った。住宅地は前年と同じ0.4%だった。野村証券では調査結果は不動産株にポジティブと分析。大手デベロッパー保有の都心の不動産価格はインフレ傾向継続でNAVも拡大基調続くと予想した。

ジャパンディスプレイ(6740):1.8%安の163円。米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は、世耕弘成経済産業相がインタビューで、米アップルへの商品サプライヤー以上の存在だと自ら証明できない限り、日本政府は保有株売却を検討するだろう、と述べたと報道。株式需給の軟化などが警戒された。

東京製鉄(5423):2%安の688円。メリルリンチ日本証券は20日、目標株価を900円から780円に引き下げた。20日午前発表の10月の鋼材販売価格は想定外の大幅な値下げでネガティブサプライズだったと指摘。弱い国内需要が背景にあるとの認識を示し、17年3月期営業利益予想を145億円から100億円に下方修正した。会社計画は95億円。

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最終更新:9月21日(水)15時28分

Bloomberg