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東証リートがマイナス圏、日銀決定で長期金利が上昇

Bloomberg 9月21日(水)15時4分配信

日本銀行が21日の金融政策決定会合で新しい枠組みを決定したのを受け、東証REIT指数は一時マイナス圏になった。長期金利が上昇する中で、Jリート銘柄の売りが広がった。

日銀の発表後に東証REIT指数は一時、12.61ポイント(0.7%)安の1798.94まで下落。午後2時44分現在、8.43ポイント(0.47%)安の1803.12で推移している。一方、不動産株は上昇し、TOPIX不動産業指数は一時3.2%高となった。

日銀は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入することを決定。10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう操作する「イールド・カーブ・コントロール」を導入した。これを受けて新発10年国債利回りは一時、半年ぶりにプラス圏に浮上した。政策金利のマイナス幅は現行の0.1%で据え置いた。

クレディ・スイス証券の望月政広アナリストは、東証REIT指数の下落について「日銀がマイナス金利を深掘りしなかったことで、金利の上昇バイアスが出ていることが嫌気されている」と指摘。同氏は「Jリートは利益の8割程度をデットコストの低下で稼いでおり、金利の上昇はマイナス要因だ」との見方を示した。Jリートは今後しばらく株価が低迷する可能性があるとみている。

Katsuyo Kuwako

最終更新:9月21日(水)15時4分

Bloomberg