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空き家で違法民泊、大津市が初の行政指導 無許可で外国人に

京都新聞 9月22日(木)8時20分配信

 大津市保健所が8月、同市朝日が丘の空き家に、旅館業法の営業許可を取らずに客を宿泊させているとして、民泊の男性運営者に行政指導していたことが市などへの取材で分かった。大津市内で違法民泊への指導は初めて。
 近隣住民や市保健所によると、朝日が丘の違法民泊は木造2階建て。長らく空き家だったが、今年5月下旬から民泊としての利用が始まったという。インターネットサイトを通じて外国人観光客が運営者らに予約をして宿泊。常駐の管理人はおらず、運営者は関東在住と見られるという。
 市保健所は、住民からの通報で6月に事態を把握したが、運営者の所在がつかめず、8月になって営業停止と、許可の届け出を速やかに出すよう電話で注意した。しかし、9月にも宿泊が行われていたため、再び電話で指導を行ったという。運営者は営業をすぐに止め、今後許可を申請する意向を説明したという。
 近隣住民によると、運営者から民泊開設の説明はなく、複数の外国人宿泊客が、鍵の場所がわからず大騒ぎしたり、ごみを分別せずに出していたりしたという。周辺民家には、民泊反対を示す紙が貼られている。
 40代の女性は「何かあった時の連絡先も掲示されておらず、外国人客が災害や火事の時に対応ができるだろうか。トラブルも起こっており、やるならきちんと運営してほしい」と話す。
 市保健所は「民家の見回りをするなどして、引き続き注意していきたい」としている。

最終更新:9月22日(木)8時49分

京都新聞