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パラ水泳木村敬一ら帰国、東京「金」へもっと厳しく

日刊スポーツ 9月22日(木)1時10分配信

 パラ水泳のエース、木村敬一(26=東京ガス)が、20年東京大会での金メダル獲得を宣言した。リオデジャネイロ・パラリンピックで7個のメダルを獲得した日本競泳陣が21日、成田着の日航機で帰国。

【写真】木村敬一4位締め「4つのメダルより1つの金が…」

 視覚障害クラスの4種目で銀2、銅2個のメダルを手にした木村は、山田拓朗主将(25=NTTドコモ)ら他のメダリストとともに空港内で会見し「4個のメダルよりも金がほしかった。このままでは終われない」と、4年後へ意欲をみせた。

 北京、ロンドンに続いて3度目のパラリンピック。昨年の世界選手権では2個の金メダルを手にし、今大会は「金をとる自信を持って乗り込んだ」と振り返った。しかし、レース直前で体調を崩し、満足な泳ぎができなかった。「それも含めて弱かった。自分の力のなさを思い知らされた」と話した。そして「まだまだ足りない」と言った。

 ロンドン大会後、元自由形の日本記録保持者で名門日大のコーチとしても活躍した野口智博氏(50)に指導を仰いだ。ロンドンでもメダルは獲得したが「幸運だっただけ。トップ選手の指導経験もあるトップコーチに指導され、やっと競泳選手っぽくなれた。選手として競泳に取り組めるようになった」と話した。

 野口コーチの指導は食事面など私生活にも及び、練習量も激増した。「僕に合ったトレーニングを考え、提供してくれた。トレーニングそのものが変わった。野口コーチには感謝の気持ちでいっぱいです」と話し「パーソナルコーチの帯同を認めてくれた水連にも感謝したい」と言った。

 もっとも「これだけやっても、まだ(金メダルに)足りなかった」。選手としてトップレベルの競泳を知ったからこそ、自分の力のなさを痛感した。だからこそ「もっともっと厳しいことをしないと」。野口コーチは会見前に「東京までやるかどうかは本人次第。どう考えるかでしょう」と話していたが、木村の頭には「頂点」しかなかった。

 26日には都内のホテルで五輪と合同での「メダリスト祝勝会」が開催される。来月7日には五輪メダリストとともに銀座パレードも行われる。「光栄ですが、五輪のメダリストに比べると僕はまだまだ足りない。萩野選手とか、本当にすごいと思う。気持ちの強さ、タフさ、学ばなければいけないことは多い」と話した。

 連日5種目を泳いで、体はボロボロのはず。「少し休みたい」と言ったが、その期間を聞くと「2日ぐらい」と言った。もっと厳しく、もっと激しく…。「競泳選手」として迎える2回目のパラリンピックに向けて、パラ水泳のエースは本気で金メダルを狙う覚悟ができている。

最終更新:9月22日(木)1時33分

日刊スポーツ