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<生活保護不正>職員の棚から現金21万円

河北新報 9月22日(木)11時2分配信

 仙台市宮城野区役所が生活保護費の過払いや支給漏れをしていた問題で、保護費の事務を怠った同区保護課(当時)の40代女性職員が未処理にしていた書類のあった棚から現金21万円が見つかったことが21日、分かった。市は公金でなく女性職員の私物と説明した。同日の市議会9月定例会健康福祉委員会で市が明らかにした。

 市によると、現金は女性職員が今春に異動後、未処理の書類を整理した際に発見された。同区の須藤洋保護課長は「帳簿などを全て点検し、公金の可能性はなく、保護世帯から預かったものでもないことが分かった」と述べた。

 多額の現金を置き忘れたことを疑問視する委員に対し、須藤氏は「葬祭会社への未払いを自分の金で補填(ほてん)しようと用意した」との女性職員の釈明を紹介。その上で「(葬祭会社への)振り込みは確認できず、(補填用の)職員の現金と判断した」と説明した。

 女性職員は2011~15年度、計約86万円の未払いと計約256万円の過払いを生じさせたほか、葬祭費用が出せない場合に扶助される受給者2人分の葬祭代など計約21万円が業者に未払いだった。さらに約620万円を過払いした可能性があるとして、市が調べている。

最終更新:9月22日(木)11時2分

河北新報