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スカイマークの「空の日」イベント。新千歳空港で「GSE展示会と業務見学会」

Impress Watch 9月22日(木)9時11分配信

 スカイマーク千歳空港支店は9月11日、「空の日」&新千歳空港開港90周年記念イベントの一環として「GSE展示会と業務見学会」(以下、業務見学会)を開催した。GSEとは、Ground Support Equipmentの略で航空機が空港に到着した際に行なう、燃料補給や整備などさまざまなサービスの総称となる。GSE展示会とは、そのさまざまなサービスに伴う車両の展示を指し、スカイマークが新千歳空港で行なっている一連のサービスも見ることが出来るようになっていた。

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 このイベントには、小学生から中学生とその保護者が参加できるようになっており、約2時間半の業務見学会を楽しんでいた。

■始まりは荷物の積み込みから

 業務見学会のほとんどは、制限区域と呼ばれる特別なエリアの見学となっているほか、航空機にも近づくためヘルメットと反射材ベストの装着が必須となっている。スカイマークの事務所でそれらの安全装備を身に着け、業務見学会をスタート。預け入れ手荷物の積み込みエリアの見学から始まった。

 預け入れ手荷物の積み込みエリアでは、スカイマークがどのようにして荷物を積み込む準備をしているかを見学。荷物は自動的にベルトコンベアで送られてくるほか、ハンディ端末でバーコードを読み取り、正しく積まれるためのチェックを行なっていた。

 預け入れ手荷物の積み込みエリアの見学を終えたら、次はバスに乗っての空港見学。新千歳空港のターミナル沿いにバスは巡ったほか、千歳空港(千歳基地)方向にも向かい、海上保安庁の格納庫、政府専用機の格納庫(扉が閉まっており、外観だけの見学)を行ない、スカイマークのGSE関連の車両が置いてあるエリアへと向かった。

 その際、国土交通省の航空教室と同様に航空機の後部エリアを通るルートをバスは走行。国交省の航空教室では新千歳空港のターミナルを南から北へと向かったが、スカイマークの業務見学会では北から南へと向かい、18番スポットにはスカイマークのタイガースジェットが止まっていた。

■27番スポット付近で開催されたGSE展示会

 バスは18番をスポットを過ぎ、ターミナルと接続されていない27番スポット方面へ。スカイマークはこの26番~27番スポットを占有する形でGSE関連車両を展示し、自由に乗ったり触れたりできるようにしていた。

 元々航空機が駐機するための場所だけに、誘導路(J6)に近く、車両のすぐ後ろを航空機が通過していく迫力の風景が広がる。当初は静的展示となっていたが、動的展示可能なものは動きのある展示を行なっていた。

 この動的展示で人気を集めていたのは、航空機の翼に雪が付着しないようにするための作業を行なうデアイシングカーの同乗が実施されていたこと。子供はデアイシングカーのオペレーションルームに同乗でき、高い場所から新千歳空港を見下ろすことが可能だった。

 そのほか、当初は記念撮影で人気を集めていたトーイングトラクターも一通り記念撮影が終わると人が途切れていたが、改めて空港側に許可を取り、同乗走行イベントを開始。同乗走行イベントが始まると一躍人気車として復活していた。デアイシングカーに1/3ほどの参加者が同乗できた時点で、GSE展示会は終了。実際に羽田空港に向かうスカイマーク機の業務見学へと移動した。

■これがスカイマークのサービスだ

 羽田空港に向かうスカイマーク機の業務見学は18番スポットで実施。羽田から新千歳空港に到着し、折り返し羽田空港に向かうスカイマーク機の一連の作業を見学することができた。と、書くとスポット近くで見学できるイベントなのかと思ってしまいがちだが、そのようなことはなく、本当に航空機の近くで見学ができる。そのため、航空機の点検を行なっている機長がわざわざ子供のほうに近づき握手などのサービスを実施。プッシュバックに用いるトーイングカーの接続作業も間近で見ることができていた。

 驚くべきは、ここに先ほどのデアイシングカーがやってきたこと。これは先ほど乗ることができなかった子供に同乗体験してもらうためで、この業務体験会に参加したすべての子供がデアイシングカーのオペレーションルームを体験することができていた。スカイマークのサービス精神を感じた場面だ。

 出発時刻が近づくと、全参加者が安全な場所に待避。その後、1組の参加者がスカイマークのスタッフに連れられてトーイングカーの近くへ。実はこれ、事前にバスの中で行なったジャンケンで勝利した参加者で、“実際に航空機をプッシュバックするトーイングカーへ同乗する”ことができる権利を獲得していたもの。限定1組とはいえ、貴重な体験であることは間違いないだろう。

 羽田行きのスカイマークは、幸運な参加者の乗ったトーイングカーにプッシュクされ誘導路へと移動。その後、参加者全員に見送られる形で滑走路へと向かっていった。

 スカイマーク 千歳空港支店 支店長 小林紘典氏にイベントの趣旨を聞いたところ、スカイマークが新千歳空港で行なっているさまざまな業務を、この機会を通じて多くの人に知ってほしいとのこと。また、小林支店長によると北海道ではスカイマークの知名度が今ひとつとのことで、これがきっかけでより多くの人にスカイマークという航空会社が浸透していけばとのことだ。

 空の日に関連するイベントは「空の日ネット」に公開されており、ある程度の概要を知ることができる。しかしながら、スカイマークの「GSE展示会と業務見学会」と題されたイベントがここまで充実したものとは想像できていなかった。来年開催されるかどうかは未定だが、北海道在住の方であれば新千歳空港で行なわれるイベントにも参加しやすいだろう。子供と一緒に参加可能であるなら、新千歳空港で行なわれる「空の日」のイベントに注目していただきたい。

トラベル Watch,編集部:谷川 潔

最終更新:9月22日(木)9時11分

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