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中2女子の歌きっかけ 県職員らが里山バンド結成

神戸新聞NEXT 9月22日(木)11時1分配信

 兵庫県の阪神北県民局の職員らでつくる「Satoyama Band(里山バンド)」が活躍の場を広げている。ボーカルを務める中学2年生の作った歌「SATOYAMA」が、同県民局の「北摂里山博物館構想」にぴったりだとして結成された。11月には各国の里山関係者が集うパーティーで演奏する予定で、練習に熱が入っている。

 メンバーは、ボーカルの石井まりさん(13)=宝塚市▽まりさんの母で鍵盤担当の真知子さん(46)▽バイオリンの八木麻里さん(34)=伊丹市▽アコースティックギターの堀江淳二さん(52)=西宮市▽カホンの井口幸彦さん(45)=神戸市東灘区。

 2014年の夏休み、小学6年だったまりさんが本「カブトムシ山に帰る」の感想文を書いたのがそもそものきっかけ。カブトムシが小型化している謎は放置された里山が原因だった-との内容で「里山を守ることの大切さを感じた」という。

 小5から歌の教室に通うまりさんは、自由研究のテーマとして、この思いを歌にしようと考えた。

 僕たちの中にある心のふるさとを守るため ずっと永遠に続くストーリー 語り合おう未来への贈り物

 初めて書いた歌詞に鼻歌でメロディーをつけた。母真知子さんが譜面に落とし「SATOYAMA」が完成した。

 約1年半後の今年3月、真知子さんと八木さんが職場の昼休みに曲を初披露。職員の間で「北摂里山博物館構想のテーマソングにできないか」と話が持ち上がり、まりさんを加えた3人でバンドが結成された。

 さらに堀江さんと井口さんが加入。楽器は電源のない里山でも演奏できるものを選んだ。今は本番に向けて練習中。息の合った4人の演奏に、将来はプロを目指すまりさんが大人びた歌声を乗せる。

 まりさんは「自由研究で作った歌がこんなに大きくなったのはいまだに信じられない。パワフルに歌いたい」と話している。(岡西篤志)

最終更新:9月22日(木)11時54分

神戸新聞NEXT