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豪栄道、大阪出身力士86年ぶりのV見えた!先場所カド番に追い込まれた稀勢に勝利

スポーツ報知 9月22日(木)6時3分配信

◆大相撲秋場所11日目 ○豪栄道(渡し込み)稀勢の里●(21日・両国国技館)

 東大関・豪栄道が東大関・稀勢の里を執念の渡し込みで破り、連勝を自己最多の11に伸ばした。ともに敗れた東横綱・日馬富士、東前頭14枚目・遠藤に2差をつけて、大阪出身力士86年ぶりの賜杯に大きく前進した。横綱審議委員会(横審)の守屋秀繁委員長(75)は、豪栄道が優勝すれば九州場所(11月13日初日・福岡国際センター)での綱取りと、3敗した稀勢の里の今場所での綱取り消滅を明言した。

 大歓声で豪栄道は勝利を確信した。稀勢の里の3発目の張り手をこらえた次の瞬間、左、右と腕(かいな)をねじ込み一気に走った。最後は右足を渡し込んで綱取り大関を土俵下に転落させた。「我慢して取った。声援? 取る前も取ってる間も聞こえないが、勝った後は聞こえた」。4連敗中だった同い年の大関を撃破。23日にも決まる初Vへ視界が大きく開けた。

 7勝7敗で迎えた先場所千秋楽。稀勢の里に押し出しで敗れ4度目のカド番に追い込まれた。同じ86年生まれ。11個のタイトルを獲得した埼玉栄高時代に存在を知った。「(05年初場所で)入門したときは幕内。すごいなと思ったし負けたくなかった」。番付で追いついたものの、日本中の期待は同級生に向いた。今場所前には「俺も目立ちたい」と言い放ち、闘志をむき出しにした。

 勝てば大阪出身力士では1930年5月場所の山錦(出羽海)以来、86年ぶりの優勝。本人は「知らない」と素っ気ないが大阪生まれの誇りは常にある。好きなプロ野球の球団は「昔から巨人。大阪でも盛り上がるからね」。同じ寝屋川市出身でレッドソックスの上原浩治投手が巨人で活躍する姿にあこがれた。自転車を飛ばして上原の実家を見に行ったこともある。その男が今では大阪を熱狂させる立場になった。

 観戦した横審の守屋委員長の気持ちも動いた。「規約に2場所連続か準ずるとある。審判部がどう判断するかでしょうが(カド番は)あまり問われない。今、強いかが問われるのだから」と、優勝なら来場所が綱取りになると断言した。カド番で初日から11連勝以上した力士は過去4人。うち3人が優勝とV確率は75%に達した。「あまり考えず、その日の一番にだけ集中する」。自分だけを見つめて結果を出し、大阪だけでなく日本中の視線をくぎづけにする。(網野 大一郎)

最終更新:9月22日(木)19時7分

スポーツ報知

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。