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ネットにあふれる「付箋の回収」 それ「伏線」の間違い、指摘相次ぐ

J-CASTニュース 9月22日(木)18時49分配信

 推理小説やドラマで、序盤で謎だった事柄を終盤で明らかにしていく手法を指して「伏線を回収する」と呼ぶことがある。疑問が氷解していく過程はカタルシスを覚えるものだが、この「伏線」を「付箋」と誤用しているのを「けっこう目にした」と、複数のブロガーが指摘した。

【写真】「付箋」の意味は?

 「伏線」も「付箋」も同じ「はる」ものだから混同しているのではないか、と分析しているが、ネットで検索してみると、「付箋の回収」という誤用がいたるところで現れた。 果たしてどれだけの人がこの意味で使っているのか。

■「伏線を張る」が「付箋を貼る」に?

 指摘したのはブロガーの「ねんざB@nenzab」さん。自身の「ねんざブログ」2016年9月12日付の記事で、その前日に最終回を迎えたミステリードラマ「そして、誰もいなくなった」(日本テレビ系)を話題として取り上げた。これまでの回で謎がいくつも散りばめられていたため、その張られてきた「伏線」がどう回収されていくかが注目されたドラマだ。

 ねんざBさんが違和感を覚えたのは、ドラマの放送終了後にツイッターを見た時だ。

  「『付箋が回収できていない』という意見をけっこう目にしたんですよ。これ、なんか変じゃないですか?」

と指摘したのだ。

 広辞苑では、「伏線」について「小説・戯曲・詩などで、後の方で述べる事柄をあらかじめ前の方でほのめかしておくもの」「後の事の準備として、前もってひそかに設けておくもの」という意味を載せる。一方、「付箋」には「用件を書きつけて貼る小さい紙。目じるしのために貼りつける紙。貼りがみ」という意味しかない。

 ねんざBさんは「文字の打ち間違えという可能性もありますが、おそらく『伏線が回収できていない』ことを間違って覚えているんでしょう」とし、その原因を「『付箋』も『貼る』ものだし、『伏線』は『張る』もの。あとに続くのが同じ『はる』という単語なので、混同して覚えているのかもしれませんね」と分析した。

 「ふくせん」と「ふせん」の発音が似ていることも、誤用の背景にあるかもしれない。

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最終更新:9月23日(金)10時33分

J-CASTニュース

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