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<アイヌ遺骨>頭骨2体、豪の博物館で確認 東大から流出

毎日新聞 9月22日(木)8時36分配信

 オーストラリアのメルボルン博物館で確認されたアイヌの遺骨について、東京帝国大医学部(現・東京大医学部)の小金井良精・名誉教授(1859~1944年)が、豪州などの先住民アボリジニの遺骨と引き換えに送ったことが豪州の研究者の調査で分かった。「東大に豪州の男女の頭骨を保存している」との論文があることも判明。東大は「アボリジニ遺骨の所在は調査中」としている。

 豪州・国立大のガレス・ナップマン研究員がアボリジニ遺骨調査を進める中、メルボルン博物館でアイヌの頭骨2体を確認した。

 一緒に保管されていた小金井氏直筆の手紙や税関の書類によると、小金井氏は1935年7月にアイヌの男女1組の資料として下あごがない頭骨1人分と複製一つを同博物館に送った。小金井氏は36年9月にも、同大医学部解剖学教室の「Yokoo」氏が同年夏に収集した頭骨1人分を追加で送っていた。

 一方、同教室の助教授を務めていた横尾安夫氏の1943年発表の論文には「東大解剖学教室に保存の六個の濠洲(豪州)人男女性頭骨」との記述がある。このうち同博物館からは、アボリジニの遺骨2人分が日本に送られた可能性があるという。

 小金井氏はドイツ留学を経て東大の解剖学講座の教授を務め、日本の解剖学の草創期を築いた。アイヌの遺骨を用いた人類学的研究で知られ、1888~89年には道内各地の墓地などから大量の遺骨を収集した。【三股智子】

最終更新:9月22日(木)8時36分

毎日新聞

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