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<東北電>女川、東通両原発 再稼動を延期

河北新報 9月22日(木)11時28分配信

 東北電力が女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)の再稼働について、いずれも「2017年4月以降」としていた工程を延期することが21日、分かった。再稼働の前提となる国の審査が長期化し、17年4月予定の安全対策工事の完了が困難になったため。新たな工程は未定で、審査状況を見ながら検討する。

 昨年6月にも女川2号機で「16年4月以降」、東通原発で「16年3月」としていた再稼働時期を変更しており、延期は2度目。

 再稼働前には原子力規制委員会の新規制基準適合性審査をクリアする必要がある。東北電は13年12月に女川2号機、14年6月に東通原発の審査を申請。審査では、東日本大震災を踏まえた太平洋側の地震、断層評価が課題で、事故防止のため新設するフィルター付きベント装置の妥当性など設備面の議論も続いている。

 安全対策工事でも、自社や他社の審査で指摘された課題を設計に反映させる作業が継続中で、来年4月の完了は難しいと判断した。

 東北電は工程の見直し方針を両原発の立地自治体などに既に説明。坂本光弘副社長は21日、青森県議会の議員説明会で、東通原発について「審査にはさらに一定期間を要し、工事完了はスケジュール的に難しい」と述べた。

最終更新:9月22日(木)14時5分

河北新報