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小美玉出身の広木葵さん、劇団Myu「ここで逢えたら…」初出演 憧れの舞台「最高傑作に」

産経新聞 9月22日(木)7時55分配信

 ■24、25日に公演

 小美玉市を中心に活動する劇団「演劇ファミリーMyu(みゅう)」による創作劇の人気シリーズ「ここで逢(あ)えたら…vol.05」に、若手劇団員で同市出身の桜美林大3年、広木葵(あおい)さん(21)が初出演する。小学生の時から同劇団に所属し、同作品の舞台を踏むことに憧れ続けてきたという。公演は24、25両日。広木さんは言う。「Myuで育った私の姿を見てほしい」-。 (鴨川一也)

 Myuには小学生から70代まで、スタッフも含めて約100人が所属している。「ここで逢えたら…」シリーズは、スナックを訪れる客の人生模様を描いた大人向けのエンターテインメント。子供たちの指導に追われがちな大人の劇団メンバーが「自分たちの実力を表現する舞台を作ろう」と平成19年に公演を始めた。

 5作目となる今回のテーマは「大切な贈りもの」。5本の短編と音楽のショータイムで構成される。広木さんが演じるのはスナックで働く明るいバーテンダー「笠原リカ」。短編全てに登場する重要な役だ。

 そもそも広木さんが劇団に入団したのは小学3年生の頃。稽古場の同市四季文化館「みの~れ」(同市部室(へむろ))が「第2の家」というほど通い、休日は朝から晩まで同館のホールで練習することもあった。

 小学6年生のとき、同作を初めて目の当たりにし、「いつもは子供に優しく歌や演技を教えてくれる、身近に感じていたお兄さん、お姉さんたちの『本気』に驚いた。いつか私も絶対にあの舞台に立ちたいと思った」という。

 今作で小道具を担当する、母のたみ子さん(53)は「小さい頃は、目立つのが好きなのに、自分から手を挙げることができない子だった。劇団に入ってからは積極的になった」と話す。

 高校卒業後は同市を離れ、東京都町田市の桜美林大芸術文化学群に入学。同大で演劇を学びながら、週末になると小美玉市に戻り、Myuの稽古に励んでいる。

 今作の出演依頼を受けたとき「本当にうれしかった。実力不足で断ろうかと考えたけど、今しかない」と出演を決めた。「稽古はついていくだけで精いっぱい。先輩たちはアドリブがどんどん出てくる。余裕がすごい」と語るが、その表情はどこか楽しそうだ。

 将来の夢は女優。「『若い人には都会に出ていってほしくない』と言われるが、私が有名になって、小美玉市という名前が広まるくらいの女優になりたい。いつか地元に戻り、自分がしてもらったように、若い劇団員を指導したい」と話す。「そのためにも今は演技を磨き続けたい。まずはこの舞台を最高傑作にします」と笑顔で決意を語った。

 公演は24日午後2時と同7時、25日午前11時と午後4時の計4回。入場料は前売り1200円(当日1500円)で全席指定。劇中に出てくるカクテルなど1ドリンク付き。問い合わせは四季文化館みの~れ(電)0299・48・4466。

最終更新:9月22日(木)7時55分

産経新聞