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日本ハム大谷でM6王手 8番で二塁打&8回1失点

日刊スポーツ 9月22日(木)8時3分配信

<ソフトバンク1-2日本ハム>◇21日◇ヤフオクドーム

 優勝マジック点灯に王手だ。日本ハム大谷翔平投手(22)が、21日ソフトバンク24回戦(ヤフオクドーム)に「8番投手」で出場し、8回4安打1失点で9勝目を挙げた。7月3日ソフトバンク戦以来のDH解除で、打撃は1安打も、最速163キロをマークするなどの力投。首位攻防第1Rの勝利、首位浮上に導いた。今日22日に勝てば優勝マジック6が点灯する。

【写真】回裏ソフトバンク無死、今宮の打球を好捕する中堅手の陽岱鋼

 右肩に氷嚢(ひょうのう)を乗せたまま、大谷はベンチを飛び出した。ウイニングボールをつかんだ陽岱鋼へ、左拳を突き上げた。「投げてる最中の記憶はあんまりないです。すごく大きい(勝利だ)と思う」。8回4安打1失点(自責0)。ソフトバンクとの最終決戦で手にした2カ月半ぶりの9勝目は、チームを首位に押し上げた。

 「緊張した」。平常心を保つことは難しかった。直球を引っかけ、変化球は抜けた。初回は2つの四球で1死一、二塁。内川を迎えた。それでも「自分の出せるものは全部あそこ(マウンド)に置いてこようと思った」。腹をくくった。2球目は、最速記録へ迫る163キロ。最後は160キロの直球で併殺打に仕留めた。

 自身のミスで招いた最大のピンチも、覚悟を決めて乗り越えた。2点リード、5回無死一塁のバント処理。二塁への悪送球で、無死一、三塁へと傷口を広げた。「自分でやったので、自分で抑えようと」。本多の右前打で1点こそ失ったが、中村晃、内川の中軸を抑え、最少失点でマウンドを降りた。

 前回登板した13日のオリックス戦。試合を終えると、風呂で汗を流すよりも先に、資料室にこもった。投げ終わったばかりのVTRを確認した。映像で登板を振り返るのは毎度のことだが、当日に即確認するのは異例。ソフトバンクとの決戦が、シーズンの行方を左右すると自覚していた。合間には野手出場もある。大一番へ向けて、投手としての準備を、普段よりも早めに、入念に進めてきた。

 7月3日以来となる「DH解除」はこれで5戦5勝。ただし、1安打に終わった。「今日は打席で仕事をしていないので」。そう、やり残したことがある。今日22日の第2戦。勝てば初めて、マジックが点灯する。通常では休養日だが、ヒーローインタビューで宣言した。

 大谷 気持ちは明日に向かってます。明日は打席に立って、またここ(ヒーローインタビュー)に戻って来られればいい。僕は優勝したことがないので、何とか優勝してみんなで喜びたいです。

 残り8試合。頂点まで、一気に駆け上がる。【本間翼】

 ▼大谷が自身初の8連勝で日本ハムは首位返り咲き。これで今日の試合は両チームにマジック点灯の可能性が出た。日本ハムは○ならばM6、△でもM7が点灯し、ソフトバンクは○でM8が出る。今回のように直接対決で勝ったチームがM点灯は08年10月8日の巨人-阪神戦以来となる。前回は巨人が○か△で初点灯、阪神は○で再点灯だったが、結果は巨人が勝ってM2。同10日に巨人が13ゲーム差逆転Vを決めたが、今日の結果はどうなるか。なお、現日程で日本ハムの最短Vが25日、ソフトバンク最短Vは26日。

最終更新:9月22日(木)9時30分

日刊スポーツ

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